ファンデーションが「浮く」と表現されることがあります。一言で浮くといっても、その状態はさまざまです。この記事では、ファンデーションが浮いているとはどんな状態をさすのかを解説します。また、浮きにくいファンデーションについても紹介します。
目次
ファンデーションが浮く状態とは?
肌のコンディションが悪かったり、肌に合わないファンデーションを使ったりしているとファンデーションが「浮く」状態になります。
「浮く」とは、目で見てファンデーションが肌からはく離したような状態になることです。ファンデーションが浮いた状態になると、せっかく時間をかけてメイクしてもすぐに化粧崩れを起こしてしまいます。
ここではファンデーションが浮いたときの、特徴的な見え方について解説します。普段ファンデーションを塗るときの状態に、当てはまっていないかチェックしてみましょう。
はがれたように見える
ファンデーションを塗ってからしばらく経つと、一部が取れウロコがはがれたような状態に見えることがあります。
厚塗りした部分がよれたり、汗や皮脂が放出されたりすることで、ファンデーションの成分が肌からはがれて浮いたように見えます。
鼻やほほなど、厚塗りになりやすく汗をかきやすい場所で起こりやすいのが特徴です。
肌になじまない
なんとなくファンデーションが肌になじまないように見えることも「ファンデーションが浮く」と表現します。
そのように見える原因はさまざまですが、元の肌色とファンデーションのカラーが合っていないことや、肌のコンディションがよくないことが考えられます。
毛穴や動く部分でよれる
毛穴や、顔の筋肉がよく動く部分でも、ファンデーションが浮いて見えることがあります。
顔の筋肉が動くことで、ファンデーションがよれて浮いてきます。また毛穴が開いてくると、その部分だけ落ち込んだように見え、かえって目立ってしまいます。
毛穴の目立ちやすい、ほほや鼻で起こりやすい現象です。
ファンデーションが浮く原因
ファンデーションが浮いてしまうのには、皮脂や汗などの肌から分泌される成分、物理的な摩擦、ファンデーションを塗る肌の状態などに原因があります。
皮脂や汗
時間の経過とともに皮脂や汗が分泌されることで、徐々にファンデーションが浮いてきてはがれたり、ドロドロになったりして、触れただけで落ちてしまうような状態になります。
皮脂や汗の量は個人差がありますが、脂性肌の人はファンデーションを塗る前にしっかりと保湿して、メイク後の余分な皮脂の分泌を抑えることが必要です。
また乾燥肌の人は、乳液やクリームを使用して肌の乾燥を防ぎ、過剰な皮脂が分泌されないようにすることで、ファンデーションの浮きを防げます。
物理的な摩擦
コロナ以降、外出の際にはマスクをつける人も増えてきました。マスクの裏にファンデーションの跡がついてしまったという経験を、多くの人がしているでしょう。
そのほかにも手で触れることや、表情の動きによる物理的な摩擦でファンデーションが浮いて落ちることがあります。
肌の状態が整っていない
毛穴の開きや肌荒れなど、肌のコンディションが整っていない状態だと、ファンデーションが浮きやすくなります。
毛穴が開いた状態でファンデーションを塗ると、カバーできず毛穴が目立って見えてしまうことがあります。
また産毛が生えている状態ではファンデーションが肌に密着しないことがあり、浮く原因となります。
見逃しがちなポイントですが、ファンデーションをきれいに乗せるために、定期的に産毛を処理することも大切です。
浮きにくいファンデーションの選び方
ファンデーションを浮かせないためにはスキンケアでお肌のコンディションを整えることが大切ですが、ファンデーションの選び方にもコツがあります。
肌タイプに合わせて選ぶ
ファンデーションが浮いてしまうのは、乾燥や皮脂の過剰分泌によるのが大きな原因です。そのため、自分の肌タイプに合ったファンデーションを選ぶことが大切です。
乾燥肌の人は、うるおい成分が豊富に含まれたファンデーションを選びましょう。
脂性肌の人はマットな仕上がりになるファンデーションを選ぶことで、皮脂によるファンデーションの浮きが抑えられ、きれいな仕上がりを保てます。
肌のトーンに合わせて選ぶ
肌のトーンやカラーにファンデーションの色が合っていないと、浮いて見えることもあります。
そのため、肌に合った色のファンデーションをじっくり選ぶことが大切です。また、コントロールカラーを使って肌の赤みやくすみを抑えると、ファンデーションが浮きにくくなります。
長時間持続するものを選ぶ
長時間キープ力が持続するファンデーションを選ぶことで、時間経過による浮きを抑えられます。
持続時間を表示しているファンデーションも販売されています。夕方ごろのメイク崩れが気になるという人は、一度試してみてください。
浮きにくいファンデーションを紹介
ここからは「ファンデーションが浮いてしまう」という悩みを解決する、おすすめのクッションファンデーションを紹介していきます。
くすみ・小ジワをカバー すりガラスのような透明感へ
ODELIA(オディリア)ルミナスフィットクッションファンデーション 01 ナチュラルベージュ(ケース+リフィル)セット
『ODELIA(オディリア)ルミナスフィットクッションファンデーション』は優れた持続力をもつクッションファンデーションです。合成香料や合成着色料などは不使用です。ナイアシンアミド*をはじめとした美容成分が豊富に含まれており、しっとりとした使い心地が長時間持続します。
*保湿成分
5種のジュエルパウダーが、テカリ過ぎない上品なツヤのふんわり肌へ。
BIVABOO(ビバブー)ベルベットジュエルクッション ミディアム 20(ケース+リフィル)セット
『BIVABOO(ビバブー)ベルベットジュエルクッション』は、クッションファンデーションの中でも浮きにくいファンデーションとして人気があります。長時間の持久テストをクリアしており、化粧崩れを防止して長時間のキープ力を実現しています。金、ダイヤモンド末、パール、ルビー末、サファイア末が含まれており、視覚効果によって自然なツヤを演出します。うるおい成分も豊富に含まれているため、お肌の気になる部分をカバーしながら美容効果も期待できます。
プラセンタエキス配合クッションファンデ
PLACENTIST クッションファンデーション 01 ライトベージュ(ケース+リフィル)セット
『PLACENTIST』のクッションファンデーションは、美容液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーション、コンシーラーの5つの役割をもつ高機能ファンデーションです。メイク時間を短縮でき、持ち運びもしやすいため、ファンデーションが浮いてきたらすぐにメイク直しができます。さらに、銀座ステファニーがこだわり続けている「プラセンタ美容液*」を配合。合成香料や合成着色料も不使用です。メイクをしながら健やかな肌に導きます。
*保湿成分
ファンデーションを浮かさない方法
ファンデーションの浮きは、メイク前のスキンケアを行うことや、メイクに一手間加えることでも予防できます。 ここでは、ファンデーションを浮かせずに長持ちさせる方法を解説します。
スキンケアの工夫
ファンデーションを浮かせないためには、肌の水分量が正常に保たれていることが大切です。自分の肌質に合わせて保湿しましょう。 脂性肌の場合、水分量の多い化粧水を二度づけして肌にたっぷり水分を与えます。油分が多いクリームや乳液は合わない可能性があるため、軽めのテクスチャの乳液やクリームを使用し、皮脂の過剰分泌を抑えながら水分を閉じ込めましょう。 乾燥肌の場合、化粧水で肌に水分を与えた後に油分のある乳液やクリームでふたをします。肌の水分が蒸発しやすい乾燥肌には、油分の多いアイテムを使用してうるおいを保つことが効果的です。
メイクの工夫
ファンデーションを浮かせないためには、普段のメイクの仕方も見直してみましょう。基本は、肌に合った化粧下地の使用と色ムラを整えることです。乾燥肌、脂性肌など肌質に合わせた下地を使い、テカリや乾燥を防ぎます。 次にコンシーラーやコントロールカラーを使って色ムラを薄く整えることで、ファンデーションを塗った時の肌なじみがよくなります。コンシーラーを叩くようになじませることで、自然な仕上がりになります。
厚塗りに注意
ファンデーションの浮きを抑えるには、うすく均一に仕上げることがポイントです。スポンジで丁寧に叩き込むように塗ることでファンデーションが肌に密着し、浮きにくくなります。顔の中心から外側に向かって塗り、浮きやすい小鼻や表情の動く部分は最後に塗ると薄塗りしやすいでしょう。 仕上げにパウダーを軽く乗せることで、さらにファンデーションが長持ちします。パウダーは肌全体に軽く乗せるか、よれやすい部分だけに軽く塗るのがポイントです。
ファンデーションが浮いたときの直しかた
浮きにくいファンデーションを選んでも、メイクを工夫しても時間が経つとファンデーションが浮いてきてしまうことがあります。そんなときのために、浮いてしまった時の直し方もチェックしておきましょう。
ティッシュオフ
まずはティッシュオフして、余分な皮脂を取り除きます。特にTゾーンや小鼻は、皮脂によってメイクが浮きやすい部位です。軽く押さえるようにして、摩擦を与えずオフします。
保湿
ミスト化粧水を使って、肌全体を保湿します。ファンデーションを塗ったあとの乾燥による浮きを防ぐために、肌をしっかりと保湿します。保湿が十分でないと感じる時は、ミスト化粧水のあとで乳液を押し込むようにして塗布するのも効果的です。
ファンデーションを塗る
次に、浮きが気になる部分にコンシーラーやファンデーションを軽く塗り直します。軽く叩きながらなじませ、厚塗りにならないように注意します。最後にパウダーを軽く乗せて仕上げます。