なにこれ!?本当に工場なのっオフィスや博物館みたいじゃない!
それは工場だけではなく、事務所も併設しているからです。
今まで工場で製造したものなど歴史も展示しているんですよ。
しかも、よくみると工場の側面や階段など「水玉」をコンセプトにしているんです。
水へのこだわりについてはあとでご紹介しますね!
まぁ!本当ね!綺麗なだけじゃなくてちゃんとコンセプトがあるのね~。
ありがとうございます。実はこのような化粧品メーカーは珍しく、
一般的に国内化粧品メーカーは約4000社あるといわれていますが、
そのうち自社工場で製造から販売を一貫しているメーカーは、約2%(80社)ほどです。
なるほどね!
でも工場専門じゃないってなると衛生面って大丈夫なのかしら!
もちろんです!
製品を製造・充填する過程では、塵一つの混入も許されません。
製造室の気圧は外よりも高く設定され、ホコリなどが入りにくい構造になっています。
このクリーン環境は、病院の手術室にも匹敵するほど。
ここまで徹底した環境の中でつくられているのです。
ふーん。そこまで言うなら、心配なさそうね
せっかくだし、何か作っているところをみせてもらおうかしら!
はい!今回は銀座ステファニー化粧品でも人気の基礎化粧品シリーズで最近リニューアルした美肌ステファニーをつくっているところをみていきましょうか?
かなりロングセラーの商品でリニューアルされてだいぶイメージ変わったわよね!
興味があったのよ!
ありがとうございます。それでは早速ご案内します。
①容器検品
商品を入れる容器を一つ一つ手作業でゴミ、練りこみ(容器そのものの色ムラなど)、キズが無いかをチェックします。
②エアー
容器の中に風を吹きかけて徹底的にゴミを除去します。
(写真)容器の中のゴミを取り除いています。
③充填
充填機のノズルを容器に入れて充填します。
④計量
秤に乗せて容量が範囲内かを確認します。
容量が多いと嬉しいからなるべくいっぱい入れてくれないかしら。。
なんて思ったり
気持ちはわかりますが、そうすると蓋をしめる工程であふれてしまったり、容器そのものが小さいこともあるので、厳密に0.01mgまで確認しています。
ここからは容器によって少し工程が変わるのでそれぞれ説明させていただきますね。
ポンプ
ポンプを差し込んで止まる位置までしっかりと締めます。
全てポンプに汚れが無いかを確認し、締める作業も機械と人の手で2重で行います。
瓶
①中栓
②打栓
③キャップ
栓、キャップともに、容器と同じようにゴミ、練りこみ(容器そのものの色ムラなど)、キズが無いかをチェックしてから作業を行います。
わーい!商品ができてるわ!
形にはなりましたが、これをお客様のもとに届ける準備はこれからになります!次は梱包です!
①検品
完成した商品を手に取り、問題がないか一つ一つ検品していきます。
②箱入れ
事前に梱包する箱に汚れが無いか確認したら、箱がつぶれないように、機械や人の手で商品を梱包していきます。商品によって箱への入れ方を立ててから入れたり、横にしてからスライドするように商品を入れたりすることによって、スムーズに商品を梱包する工夫をしています。
③蓋閉め
箱の中に製品が入っていることをチェックしてから、フラップを差し込んで、ふたを閉めます。
④封緘シール貼り
商品の製造工程が全て完了し、出荷できるものか確認したら、封をします。
商品の形状によって、箱がつぶれないように、機械や人の手で商品にシールを貼ります。
⑤出荷準備
商品の管理するために管理番号を発行してから、
傷がつかないように細心の注意を払いながら、段ボールにつめていきます。
詰め終わったらなるべく動かさないように段ボールをテープで巻き、水の染み込みを防ぎます。
⑥出荷!
正直な感想いいかしら
どうぞ。
確認とっても多いわね!
検品!検品!検品!ってどれだけ確認するのかしら!
はい。お肌につけるものなので、万が一が無いように
厳重な管理の中、何度も検品してから出荷するようにしています。
私。。安心したわ。これだけ何度もチェックしてくれてるなんてびっくりよ。
さらに、床も毎日社員が清掃をしてます。機械では届かないすみずみまで、人の手で清掃してます。
安全に商品を届けるための努力がみえるわね!
おや?
なんでしょうか?気になるものでもありましたか?
あのキラキラしたでっかい機械はなにかしら?
あれはドイツ製の乳化釜です。実は日本で初めてドイツ製の乳化釜を使って、化粧品の製造を行っているんです。ドイツでは、医薬品の製造に使用されているくらいの高品質な乳化釜ですよ。
はー色々見せてもらって新鮮だったわ。ありがとう。
これだけ衛生面、安全面っていってるけど
もちろん環境問題にも配慮しているわよね。。。?チラ
もちろんです!
まず埼玉工場では、使用する水だけでなく、使用後の水にもこだわっています。
化粧品の製造には、たくさんの水を使います。
そして、「工場排水」と呼ばれる使用後の水も処理し、もう一度きれいな水にしてから、下水へ流しています。
更に、微生物が分解したあとの分解物は乾燥させて有機肥料として、建築資材や土木材料として再利用しています。
その他にも、工場周辺の環境保全活動にも積極的に取り組んでいます。
地域社会への貢献として、周辺地域のクリーン活動を行っています。
「BODの値」2020年9月測定 数値:26.3
・埼玉県春日部市の排水基準 600mg/L・工場の排水 2.2mg/L
※BOD:汚水処理で最も重要な指標の一つ。数値が大きいほど水質が汚濁していることを表す。
もはや排水のレベルじゃないわよ!
環境問題って本当に大切だものね。。私も身近なところから意識していきたいわ!
プタ子さん今日は工場見学にいらしていただきありがとうございました。
少しでも私たちのことを知っていただけたら嬉しいです。
こちらこそ、押しかけちゃってごめんなさいね。
でもとっても楽しかったわ!