アイクリームの効果的な使い方・塗り方とは?目元ケアにおすすめのアイテムも紹介!

掲載日:2021/10/07
更新日:2024/07/05
スキンケア
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目の周りは顔の中でもっとも皮膚が薄く、シワ、くすみ、たるみなど、多くの肌トラブルが現れやすいデリケートな部分です。しかも目立ちやすい場所なので、悩んでいる方も多いはず。
今回はそんなデリケートな目元ケアアイテム「アイクリーム」について解説していきます。
アイクリームは、正しく使われていないことも多く、思うような効果がなかなか得られない場合もあるようです。この記事では、アイクリームの効果的な使い方から、使うタイミング、正しい塗り方、アイクリームを使うときに押すといいい目元のツボなどを紹介していきます。また、アイクリームの正しい選び方とオススメ商品もピックアップしていますので、ぜひ参考にしていただいて、みずみずしい目元を手に入れてください。

アイクリームの効果とは?3つのメリット

「目の周りの皮膚はとても薄く、土台となる骨もありません。そのため、外的ダメージの影響を受けやすい場所です。ここからは、大切な目元のために作られたアイクリームの主な効果を見ていきましょう。

目元の保湿

目元のかさつきが気になったら、まずはアイクリームでケアしようと考えるでしょう。かさつきの主な原因はお肌の乾燥です。人は年を重ねていくとお肌から潤いが減少してしまいます。
皮膚が薄い目元はその影響をダイレクトに受けやすく、目元のかさつきは印象を下げてしまう代表的な肌悩みです。
アイクリームは、乾燥しがちな目元をしっかりと保湿しながら、水分を角質層に保つことでかさつきをケアしてくれます。

ハリ不足

かさつきと同様に、加齢による目元のハリ不足も代表的な肌トラブルです。
ハリ不足によってメイクのラインがよれたり、ムラ塗りの原因になったり、また、表情がさえない感じに見える原因になることも...。最近では、スマホなどの影響で、若くてもかさつき・ハリ不足が出てしまうことも。
アイクリームでしっかりケアすることで、目元に潤いやハリを与え、ハリ不足の原因である乾燥や外的刺激からの保護効果が期待できます。

くま、疲れ目などの予防

アイクリームを塗った後に、目の周りをやさしくマッサージすることで、目元の肌悩みの改善を促してくれます。
目の周りには、目を閉じるときに働く筋肉(眼輪筋)があります。眼輪筋の働きが年齢とともに弱まり、くまや疲れ目、たるみを引き起こす原因になることも。マッサージによって眼輪筋をやさしく刺激してあげることでコリがほぐれ、働きが活性化し、筋力の衰えを防ぎます。
アイクリームと合わせたマッサージは、くま、疲れ目、たるみの予防に有効といえるでしょう。

アイクリームとクリームの違い

一般的なクリームは、顔全体の肌を手入れするために作られています。一方のアイクリームは、目元のスキンケアに特化した製品です。目元の皮膚は他の部位と比べて非常に薄いことから、乾燥によるダメージを受けやすくなっています。アイクリームは、うるおいやハリを体感できる成分がたっぷり配合されている点が特徴です。

アイクリームと目元美容液の違い

アイクリームと目元美容液とでは、役割・成分・テクスチャーが異なります。アイクリームのおもな役割は、目元の保湿です。製品に配合された成分やうるおいを、肌にとどめる効果があります。それに対して目元用美容液は、目元の美容成分を補う役割を持っており、目元のシワやくすみなどの悩みをケアする成分が含まれた製品もあります。

※ 乾燥やキメ乱れによる

アイクリームの効果的な使い方とは?いつ使うべき?

アイクリームをずっと使っているのに、なかなか効果が表れない...。そんな方はアイクリームを上手に使えていない可能性があります。
「使うタイミングはいつ?」「どの順番から塗ればいいの?」ここからは、そんな疑問にお答えしていきます。効果的な使い方でハリのある目元を手にいれましょう。

手で温める

まずはアイクリームを手の甲に出して指で温めましょう。温めることでアイクリームがやわらかくなり、お肌により浸透しやすくなります。

※ 角質層まで

使うタイミングは乳液の後

使う製品によって多少違いはありますが、アイクリームは乳液のあとに使うのが良いとされています。
化粧品をつけるときの基本として、油分が少ないものから使っていくというルールがあります。
アイクリームは比較的油分を多く含んでいるので、化粧水→美容液→乳液→アイクリームの順番で使用すると効果を発揮しやすいです。ただ、これはあくまでも目安です。製品によっては異なる場合もありますので、アイクリームに記載されている使用順番に従ってください。

夜1回のケア

理想としては朝夜の計2回ですが、忙しい朝に毎日続けるのはなかなか難しいですよね。基本的に、アイクリームは夜1回のスキンケア時の使用で大丈夫。また、アイクリームは油分を多く含んでいるので、メイクがよれやすくなります。メイク成分と混ざり合うと浸透力も落ちるので、アイクリームの効果が半減してしまうことも。そのため、朝夜の2回ではなく、夜1回のケアを継続していくようにしましょう。

※ 角質層まで

毎日のケア

アイクリームは1度使えば効果が出るものではありません、大切なのは毎日やり続けること。化粧水や美容液と同様に、毎日欠かさずにケアしていくことで効果が期待できます。
変化を感じられるようになるのは、早い人だと1か月程度、遅い人だと2~3か月程度かかることもあります。なかなか効果を感じることができず、投げ出したくなることもあるかもしれませんが、必ず改善すると信じてがんばりましょう!

若いうちから始めていきましょう

最近はスマホやタブレットなどの液晶画面を一日何時間も見ているので、若い人たちのあいだでも眼精疲労が蔓延しています。
20代後半になると、まぶたのハリを保つのに大切なコラーゲンも減少していきます。気付いたらしわやたるみが...なんてことにならないように、早いうちからアイクリームとマッサージを組み合わせてケアしていきましょう。

アイクリームの正しい塗り方は?

ここからは、アイクリームの正しい塗り方を紹介していきます。
アイクリームやほかのスキンケアアイテムの恩恵を受けるには、ただ塗るだけではダメなんです。塗る量、塗る範囲、塗る回数、塗り方、それらを正しく実践してこそ効果を得ることができます。どうすればアイクリームの恩恵を受けられるのか、見ていきましょう。

塗る範囲

アイクリームを塗るのは、お悩みの出やすい下側だけではなく、眉上から頬骨下、こめかみあたりまでの範囲。いわゆる「ゴーグルゾーン」です。この範囲にアイクリームをしっかり塗っていきましょう。

まぶたと目の下に点置き

あらかじめ手の甲で温めておいたアイクリームを、まぶたと目の下に数か所、やさしく点で置きましょう。上3点、下3点ぐらいが目安です。

薬指を使って塗る

塗るときは薬指の腹の部分を使って塗っていきましょう。お肌になじませようと、つい強くこすりすぎてしまうとかえって逆効果。お肌に必要以上に刺激を与えてしまうと、しわやくすみの原因になってしまいます。力の入りづらい薬指を使ってやさしく塗っていきましょう。

目尻から目頭、目頭からこめかみ

薬指のお腹部分を使って、まずはまぶたの下のクリームを目尻から目頭に向かってやさしく塗っていきましょう。「塗る」より「なでる」「なじませる」といったイメージでやるといいですね。このとき、目にクリームが入らないように注意してください。
次は、そのまま指をすべらせて上まぶたへ。こんどは目頭から目尻に向かって塗っていきましょう。
そして最後はこめかみのあたりまで塗っています。このとき、空いている手でこめかみあたりの肌をやさしく引き伸ばすと、隠れている部分までしっかりクリームが塗れます。

指の腹で密着

アイクリームがなじんできたら、最後の仕上げに指のお腹部分を使ってトントンとたたきながら、お肌に浸透、密着させていきましょう。包み込むように押さえるといいですね。

※ 角質層まで

重ね付け

特に乾燥が気になるような場合には、アイクリームを重ね付けしましょう。乾燥トラブルの多い目尻や下まぶた、意外と動きの多いおでこなどに塗っても◎。

アイクリームの効果を上げる!目元のツボを紹介

アイクリームの効果を手助けしてくれる、目元にあるツボを3つ紹介していきます。塗りながらツボを刺激してあげると、目元ケアだけではなく、さまざまな効果をもたらしてくれます。

晴明(せいめい)

疲れ目に効くといわれているツボ「晴明」。場所は目頭と鼻の付け根の間にある、鼻筋のくぼみ部分にあります。親指と人差し指でつまんで、揉むように刺激してあげると、目がすっきりします。

攅竹(さんちく)

まぶたのたるみや疲れ目、ドライアイに効くのが「攅竹」というツボです。場所は眉頭の先端部分にある大きくへこんだところです。両手の中指か薬指で、上45度ぐらいの角度に徐々に力をかけるイメージで押していきましょう。眠気や頭痛などにも効果的といわれています。

太陽(たいよう)

目の疲れや肩こりからくる片頭痛、後頭部のこわばりなどに効くのが「太陽」というツボです。別名「眼医者ごろし」ともいわれ、視神経からくる痛みを軽減してくれます。目尻から指2本程度離れた、眉尻との中間よりやや外側にあるくぼんだ部分にあるのが「太陽」。人差し指か中指でそんなに力を加えず、じんわり気持ちよさを感じる程度の力で刺激してあげましょう。

悩み別アイクリームの選び方とオススメ商品をご紹介

アイクリームの選び方とオススメ商品を悩み別に紹介していきます。アイクリームを選ぶときのポイントは、「自分が悩んでいる部分に作用する成分が入っているかどうか」を重視すると選びやすくなります。

保湿

とくにこれといった悩みはないけれど、早めに目元をケアしたいという若い方や、とにかく目元を保湿したいという方は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸などが配合されたアイクリームがオススメです。少し重めのコクのあるものを選ぶと◎。

ハリ不足

ハリ不足が気になるという方は、ニールワン、純粋レチレール、ナイアシンアミドなどが配合されたアイクリームを選びましょう。とくに年齢によるハリ不足をケアしたいという方は、ニールワンがオススメです。ナイアシンアミドはハリ感だけでなく、ツヤを与えてくれるため、みずみずしい目元に整えてくれます。

潤いと美容成分を閉じ込め、ハリをサポート

【PLACENTIST】プラセンティストエンリッチングクリームar

潤いベールが美容成分を逃がさずキープ。つけて寝ると翌朝にはしっとりふっくら。含まれる水添レシチンは高い浸透性で角質の細胞間脂質の間まで浸透。お肌のハリをサポートしてくれます。

くすみやキメ乱れ

乾燥によるくすみには、プラセンタ、ハイドロキノン、ビタミンC有誘導体などハリ・うるおい成分を含んだものを選びましょう。冷えや血行不良が原因の青くまには、きめが粗く、ごわついた目元には、レチレール、ビタミンE、高麗ニンジンエキス成分などがオススメです。

角質深くまで満たす濃縮感のあるうるおい。あふれるツヤをまとい、透明感のある肌へ。

【PURE’D 100 PERFECTION】ピュアード100パーフェクション ピュアエッセンスプラチナ

含まれているリン酸アスコルビル Mgは、紫外線による乾燥ダメージや、ごわつきやキメ乱れによるくすみ、外的ダメージから肌をプロテクト。浸透力も良いので肌にしっかりなじんでくれます。

※ 角質層まで

シワ・シミ対策

目元のシワ・シミが気になるときは、シワ改善の3大成分といわれる純粋レチノール、ニールワン、ナイアシンアミドが配合されている医薬部外品のアイクリームを選ぶようにしましょう。また、プラセンタ、トラネキサム酸、ビタミンC誘導体などの美白有効成分を含んだものを選べば、メラニンの生成を抑えてくれるため、シミを防止に効果が期待できます。

シワ改善・シミ予防 W機能を持ったオールインワンクリーム

【ODELIA】オディリア リンクル&ホワイト オールインワンクリーム

シワ改善とシミ予防のW機能を備えたうえ、美白ケアもできるひとつで10役の進化型オールインワンクリームです。濃厚なクリームとよくのびるジェルが特徴です。


シミが気になる方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。

シミはクリームで改善できる?皮膚科医が解説

アイクリームを正しく使って目元のスキンケアを

目元の皮膚は、頬の1/3程度しか厚みがない、非常に薄くてデリケートな部位です。乾燥の影響を大きく受けてしまう目元は、シワやシミ、ハリ不足などの肌トラブルが表れやすいという問題を抱えています。そんな目元のスキンケアに特化した製品がアイクリームです。効果を最大限に引き出すためには、塗るタイミングや順番、塗る範囲や塗り方など、正しいつけ方が重要なポイントです。アイクリームを正しく使って、うるおいのある目元を手に入れましょう。

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