シミを防ぐには?徹底予防・対処法を解説

掲載日:2023/04/07
更新日:2024/02/07
スキンケア
  • シミ予防
  • 紫外線対策

顔などにポツポツとあらわれるシミ。実年齢よりも老けた印象を与えてしまうこの質の悪い肌トラブルに悩んでいるという方も多いと思います。シミがひとつもないツルツル美白肌には、誰もが憧れるところ。そんな憧れのお肌に少しでも近づくためには、今あるシミをケアしながら、新しくできないように予防していくことがとても大切です。
そこで今回はシミへの対処法と予防について解説していきます。シミができる原因を理解し、それに合わせた適切な予防をしていきましょう。難しいことはありませんので、できるところからコツコツと始めて美しいお肌を手に入れましょう。

三輪菜つ美医師

この記事の監修医師

三輪菜つ美先生

ロナロナ クリニック 院長

美容皮膚科医、日本抗加齢医学会専門医。2013年北里大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院にて研修終了後、1日診察人数平均100名以上の都内クリニックにて内科・皮膚科として勤務。2017年5月から2020年6月まで院長として、都内美容クリニックにて勤務。自身の肌荒れの経験から、食事療法や生活習慣の見直しなど、根本的な解決を目指す診察が好評。2019年3月には”女医が教えるシンプルケア“「ラメラの秘密」を幻冬舎より出版。紀伊国屋、ブックファーストをはじめとする各書店で週間ランキング1位を獲得。講演、TV、ラジオ、雑誌、webなど幅広く活躍中。2020年7月より、美容皮膚科と美容院が一体となった「LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック)」を開業、院長就任。現在に至る。
LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック):https://lonalona.jp

シミを予防するには?

予防するといっても、まずは敵を知ることが大切。シミとは、メラニンという色素が皮膚内部で作られ、それがお肌に沈着したものを言います。日焼けなどの紫外線がシミを作るすべての原因だと思われている方も多いと思いますが、実はそれだけではありません。紫外線対策だけではなく、他の原因に対しても適切な対処をしていくことが大切です
シミは一度できてしまうと、なかなか取ることが難しいのも特徴の一つです。できないようにしっかり予防していきましょう。

紫外線対策

一番の原因は、やはり紫外線になります。紫外線を浴び続けていると「メラノサイト」という肌細胞が刺激されて「メラニン」と呼ばれる黒い色素を生成します
メラニンは過剰な光からお肌を守る防御の役割を果たしているため、紫外線を浴びるとお肌を守ろうとメラニンが過剰に生成されてお肌が黒くなります。
この過剰に生成されたメラニンが何らかの理由で排出されず、お肌に蓄積することでシミやそばかすの原因となります。
紫外線は夏だけではなく1年中降り注いでいます。日傘、つばの広い帽子、長袖長ズボン、日焼け止めクリームなどで、オールシーズン紫外線対策は講じていきましょう
日焼け止めクリームは製品によって効果に違いあります。季節や環境によって上手に使い分けていきましょう。効果を示す指標として「SPF」と「PA」があります
「SPF」は、お肌に赤い炎症を引き起こす紫外線「UVB」から守る指標です。塗らなかったときを 1 としたときに、何倍の紫外線を当てると翌日かすかに赤くなるかを示しています。
数値が大きいほどその効果は高くなります。
「PA」はお肌を黒くする紫外線「UVA」から守る指標。+から++++の4段階で示し、+が多いほどカット力が高くなります。
「どちらも高いほうを使っておけば安心」と考えがちですが、防御力が高いものほどお肌への負担も高くなります。季節や天気、環境などによって使い分け、お肌への負担を和らげるようにしましょう。

正しいスキンケア

間違ったスキンケア方法をしていると、お肌に余計な負担をかけ、逆にシミができやすいお肌へと導いてしまいます。お肌は乾燥すると、古くなった角質と新しい角質が入れ替わるサイクル「ターンオーバー」に乱れを生じさせます。サイクルが乱れることで、本来剥がれ落ちるはずのメラニンがそのまま皮膚に残ってしまいシミとなります
強い力でゴシゴシと洗顔やクレンジングを行っていると、お肌に傷が付き、そこから水分が蒸発して乾燥の原因となってしまいます。お肌に刺激を与えることで、結果的にシミのできやすいお肌になってしまうのです
正しい方法としては、きれいな手に適量の洗顔料を取り出し、たっぷりの泡で包み込むようにやさしく洗ってあげてください。汚れが落ちたら、熱いお湯ではなくぬるま湯できれいに洗い流しましょう。拭くときもタオルでゴシゴシ擦らずに、押し当てながら拭いてあげてください。洗顔後は化粧水でしっかりと保水してあげましょう。クレンジングや洗顔は、お肌に必要な水分や油分も汚れとともに落としてしまうので、お肌はとても乾燥しやすい状態にあります。洗顔後はすぐに不足している水分を補ってあげましょう。その後に、乳液やクリームを塗って補った水分の蒸発を防ぎます。乾燥はシミに限らずさまざまな肌トラブルの原因となります。常日頃から保湿は心がけていきましょう。

ビタミンの摂取

シミ予防は紫外線対策やスキンケアなど外部からの対策だけではなく、体の内側からのケアもとても大切になります。シミ予防に効果のある栄養素「ビタミン」を含んだバランスの良い食生活で内側から整えていきましょう。
メラニン色素の酸化を抑え、色を薄くする効果のある「ビタミンC」は、イチゴやレモン、ピーマンなどに含まれます。
血行促進や抗酸化作用を高める「ビタミンE」は、卵、ゴマ、サケなどに含まれます。
ターンオーバーを安定させるための栄養素「ビタミンB2」「ビタミンB6」は、納豆、レバー、マグロなどに含まれます。
皮膚の免疫機能を高め、お肌の乾燥を防ぐ役割がある「ビタミンA」は、ウナギやニンジン、卵黄などに含まれます。

十分な睡眠

食事とともに睡眠もしっかりとるようにしましょう。美肌と睡眠は大きく関係しています
人は睡眠中に成長ホルモンを分泌させて新陳代謝を促し、お肌の修正を行います。遅くとも夜12時ぐらいまでには寝て、7時間程度は睡眠時間を確保するようにしましょう。
忙しくてなかなか確保できないという方は、眠りの質を高めるために、入浴は就寝前1時間から2時間前にぬるま湯につかったり、寝具などの睡眠環境を整えてあげたり、寝る1時間前からスマホの利用は控えるなど、工夫していきましょう。

シミは予防することが大切

ここまでシミ予防について紹介してきました。シミができる原因は紫外線が大きな要素であることは間違いないのですが、ストレスや生活習慣など、他の要素も密接に関わっていることがお分かりいただけたと思います。シミの予防ケアは毎日の積み重ねがとても大切です。シミは一度できてしまうとなかなか取り除くことが難しく、予防と同じくビタミンを多く摂取して内側からのケアで徐々に目立たなくしていくか、皮膚科を受診し治療してもらうなど、元のお肌にもどすのが容易ではありません。
シミは年齢を重ねるとともにできやすくなります。予防ケアは早ければ早いほど将来できるシミを防ぐことができます。まずは日常生活を見直して、今できることから改善していきましょう。

銀座ステファニーのおすすめアイテム【ODELIA(オディリア)リンクル&ホワイト オールインワンクリーム】

シワ改善・シミ予防 W機能を持ったオールインワンクリーム

オールインワンは便利だけど物足りないんじゃないの?と躊躇している方に大変おすすめのアイテムです。
有効成分「ナイアシンアミド」を配合。これひとつでシワ改善と美白※1効果のW効果を発揮します。

※1メラニンの生成を抑えシミそばかすを防ぐ


大きな特徴としては、プリンセスケア「ヒメフウロエキス」、EPSEAMA「海藻エキス(1)」、シンデレラケア「タイムエキス(1)」、バイオベネフィティ「アーティチョークエキス」、植物性スクワランの5つの成分※2を配合した日本初且つ日本唯一のシワ改善化粧品ということ。

※2すべて保湿成分


16種類という多くの美容成分で潤いをサポートし、濃厚なクリームとジェルの伸びの良さ、両方の特徴を兼ね備えた「浸透性」「保湿力」「心地よさ」にこだわって作られました。

* 浸透は角層まで


1品で10つの役割「化粧水」「美容液」「美白美容液」「抗しわ美容液」「乳液」「クリーム」「アイクリーム」「パッククリーム」「マッサージクリーム」「ネッククリーム」。
これ1つでこんなにも多くの役割をもつ便利アイテム。旅行などにも最適な、シミの改善と予防、Wの機能を兼ね備えた進化型のオールインワンクリームです。

BEAUTY COLUMN 関連コラム