鼻の角栓の取り方とは?原因や正しいスキンケア方法を紹介!

掲載日:2021/12/17
更新日:2024/02/07
悩み
  • 角栓
  • イチゴ鼻
  • スキンケア

多くの方を悩ませる「イチゴ鼻」とは、毛穴につまった角栓が原因で黒いポツポツができ、イチゴのような鼻になってしまう肌トラブルです。また、角栓は小鼻だけではなく、頬などにも出現するので、顔全体にできてしまうと、お肌の印象を大きくダウンさせる原因になってしまいます。そんな肌の大敵「角栓」は、なぜできてしまうのでしょうか。 角栓のできる原因から、やってはいけないNG行動、角栓が出来てしまった場合のおすすめスキンケア、角栓を予防する生活習慣などを紹介していきます。

そもそも角栓って何?どうしてできるの?

イチゴ鼻のポツポツ目立つ黒ずみの正体「角栓」。気になって無理やり押し出して取っていませんか?また、取ってもすぐにできてしまいませんか?
角栓とはいったいどんなもので、なぜ取ってもすぐにできてしまうのでしょうか。その原因や、角栓ができるメカニズムについて見ていきましょう。

角栓とは

イチゴ鼻の原因となる角栓の約7割は、角質といわれるたんぱく質でできています。皮脂が詰まってできているというイメージをもっている方が多いかもしれませんが、実は大半はたんぱく質で、残りの3割が皮脂で構成されています。本来はがれるはずの古い角質がはがれずに残ってしまい、それが皮脂と混じり合って毛穴に残ってしまいます。これが角栓の正体です。

角栓が出来る原因

ではなぜはがれ落ちるはずの古い角質がはがれずに残ってしまい、角栓となって毛穴に詰まってしまうのでしょうか。

皮膚というものは、約28日間という周期で古い角質から新しい角質へと入れ替わっていきます。このサイクルのことを「ターンオーバー」と言います。
この28日間で角質が成長して古い角質と入れ替わるのですが、肌の乾燥や紫外線、生活リズムの乱れなどから、このサイクルが早まってしまうことがあります。そうすると新しい角質が成長しきらないうちに古い角質と入れ替わってしまいます。

この未成熟な角質は、形が崩れているため、はがれ落ちにくく、乾燥もしやすいので、次のサイクルでもはがれずに残ってしまうことがあります。それが毛穴に詰まって角栓となってしまうのです。

ついついやってしまうお肌トラブルにつながるNG行動とは?

角栓を取ってもまたすぐにできてしまうという方は、毎日のお手入れに何か原因があるかもしれません。ついやってしまいがちな肌トラブルにつながるNG行動について見ていきましょう。

絶対NGなお手入れ習慣

疲れていてメイクを落とさずに寝てしまう、なんてことがありますよね。しかし、この落としそびれたメイクや汚れは角栓の元となってしまいます。また、洗顔だけだと、皮脂の汚れや古い角質は落とせても、油性成分のメイクを落としきることはできません。洗顔+クレンジングの両方をしっかりと行い、その日の汚れを落としきることが大切です。

ただ、洗うときに汚れを落とそうとゴシゴシ擦ったり、洗顔の回数を増やしてしまうと、肌を傷つけたり、必要以上に皮脂を落としてしまい、肌の乾燥につながってしまいます。

絶対NGな生活習慣

乱れた生活習慣も角栓を生み出す原因になります。人は睡眠中に肌のダメージを修正する「成長ホルモン」を分泌します。別名「若返りホルモン」と呼ばれるほど、お肌にはとても大切なホルモンです。成長ホルモンは深いノンレム睡眠をきっかけに分泌されるため、睡眠不足だと眠りが浅くなり、成長ホルモンの分泌が著しく低下してしまいます。 それによりお肌の乾燥やターンオーバーの乱れを生み出し、角栓をできやすくしてしまいます。

睡眠と同様に食生活も角栓を生み出すのに大きく関わってきます。脂肪、糖分の過剰な摂取は、皮脂を必要以上に生成し、皮脂のバランスを崩してしまいます。

角栓が出来てしまった場合のおすすめスキンケア!

取りづらくできやすい角栓。ここからはできてしまったときのおすすめスキンケアを紹介していきます。無理やり爪で押し出したりしていませんか?ついやりたくなってしまいますが、肌を傷つけたり、毛穴がさらに開いて余計詰まりやすくなってしまいます。正しいケアをしてあげれば比較的簡単に取れるので、参考にして無理せずやさしく取ってあげましょう。

ホットタオルで毛穴をあたためる

洗顔やクレンジング前に、ホットタオルで肌を温めてあげると角栓が取れやすくなります。角栓の大部分を占めるたんぱく質は、とても硬く、頑固です。温めてあげることで毛穴が開くと同時に、詰まっている角栓に含まれる皮脂も溶かしてくれるので、角栓自体もやわらかくなり、取れやすくしてくれます。

メイク落としで角栓を溶かす

クレンジングでも角栓を落とすことができます。オイルは角栓となじみやすいという特性があります。ですので、オイルタイプのメイク落としをセレクトしてあげると、角栓を溶かして外へ出しやすくしてくれます。

ふきとり美容で素肌を浄化する

洗顔料を使って洗顔したあとに「ふきとり化粧水」をプラスすると、より効果的に皮脂や不要な各層を除去してくれます。洗顔してもごわつきやざらつきを感じるときは、コットンなどに化粧水を含ませ、肌をふき取る事ですっきりと素肌を浄化してくれます。

収れん化粧水で肌を引き締める

収れん化粧水とは、肌を引き締めてくれる効果のある化粧水のことをいいます。化粧水や乳液を使ったあとにコットンなどに含ませ、気になるところにパッティングしていきましょう。毛穴を引き締め、キメ細やかな肌に仕上げてくれます。使用後は清涼感のあるスッキリとした肌に。

角栓を予防する生活習慣を心がけよう

角栓をつくらないようにするには、ターンオーバーを乱さないことが大切です。質の良い睡眠とバランスのとれた食事、正しいスキンケア。忙しい毎日にすべてこなすのは大変という方は、できる範囲から取り組んでいきましょう。

角栓を予防するお手入れ習慣

外側からの正しいスキンケアでターンオーバーを整えましょう。まずは「洗顔とクレンジング」です。決して擦らずに、たっぷりの泡でやさしく洗ってあげてください。その日の汚れはその日のうちにです。
「乾燥」と「紫外線」もターンオーバーを乱す要因です。肌は乾燥や紫外線によるダメージから守ろうと、無理にターンオーバーを早めて修復しようとします。たっぷりの保湿と紫外線対策も心がけていきましょう。

やさしい感触でメイク、皮脂汚れもするんと落とす。

おすすめアイテム①
「CLESCIENCE Beaute マイルドクレンジングジェル」

皮脂に似た成分が、メイクや皮脂汚れを瞬時に浮きあがらせて落とします。なめらかなジェルで、肌に負担をかけずに毛穴の汚れや角栓まで除去。汚れをするんと落としながらも、保湿成分で肌のうるおいを守ります。

お肌を育む「起点」となる化粧水。

おすすめアイテム②
「Suhadabi ブースティングローションr」

解きほぐすように浸透して、肌に心地よい目覚めを与えてくれる化粧水。力を失った肌にアプローチしてすみずみにまでうるおいを届けることで、角栓を予防しながらやわらかな肌へと導きます。 ※角層まで

角栓を予防する生活習慣

食事でターンオーバーを整えるために積極的に取り入れたい栄養素としては、皮脂の分泌を整える「ビタミンB2」「ビタミンB6」、肌の乾燥を防ぐ「ビタミンA」、抗酸化作用のある「ビタミンC」「ビタミンE」などがあげられます。 ビタミンBが豊富な食品としては、「レバー、チーズ、バナナ、納豆」、ビタミンAが豊富な食品としては、「ウナギ、ニンジン、カボチャ」、ビタミンCが豊富な食品としては、「柑橘系くだもの、キウイ」などです。 逆に抑えたい食品としては、糖質を多く含むご飯やパン、脂質を多く含む揚げ物などは、皮脂を過剰に分泌させる効果がありますので、控えるようにしましょう。 睡眠でターンオーバーを整えるには、先ほど述べたように、人は睡眠中に成長ホルモンを分泌させて、肌を修正します。夜10時頃までに寝るのが理想とされていますが、なかなか難しいという方も多いと思います。遅くとも12頃には寝て最低6時間~7時間の睡眠時間を取るようにしましょう。

角栓ケアですっきりキレイな肌に

ここまでイチゴ鼻の原因、角栓について見てきました。角栓は肌をくすませて暗い印象を与えてしまいます。まずはできてしまっている角栓のケアから始めていきましょう。ある程度できてきたら、予防のケアに切り替えていくようにすると効果的です。 それでもとれないような角栓は、専門の医師に相談するのも1つの方法です。より専門性の高い効果的な治療が期待できます。 大切なのは継続的にケアしていくこと。角栓のない清潔感のあるきれいな肌を取り戻しましょう!

BEAUTY COLUMN 関連コラム