黄ぐすみの原因とは?予防・改善方法を徹底解説!

掲載日:2023/05/19
更新日:2024/02/07
スキンケア
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「最近自分の顔が老けて見える」「顔色が悪く見える」「お肌に透明感を感じない」
そんな悩みがある人は、くすみが原因かもしれません。さらにくすみに黄色っぽさを感じたら、それは「黄ぐすみ」の可能性があります。黄ぐすみとはどういった肌症状で、何が原因でできてしまうのか、さらには予防や改善方法について、インナーケアとスキンケアの2つの観点から解説していきます。黄ぐすみに効果的なアイテムも ご紹介していますので、お悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

三輪菜つ美医師

この記事の監修医師

三輪菜つ美先生

ロナロナ クリニック 院長

美容皮膚科医、日本抗加齢医学会専門医。2013年北里大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院にて研修終了後、1日診察人数平均100名以上の都内クリニックにて内科・皮膚科として勤務。2017年5月から2020年6月まで院長として、都内美容クリニックにて勤務。自身の肌荒れの経験から、食事療法や生活習慣の見直しなど、根本的な解決を目指す診察が好評。2019年3月には”女医が教えるシンプルケア“「ラメラの秘密」を幻冬舎より出版。紀伊国屋、ブックファーストをはじめとする各書店で週間ランキング1位を獲得。講演、TV、ラジオ、雑誌、webなど幅広く活躍中。2020年7月より、美容皮膚科と美容院が一体となった「LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック)」を開業、院長就任。現在に至る。
LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック):https://lonalona.jp

そもそも肌のくすみとは?あなたはどのタイプ?

肌のくすみとは、顔全体の明るさや透明感が失われ暗い色味になり、くすんだ印象を与える状態のことを指します。その症状は人それぞれで、原因によって4つのタイプに分類されます。まずは自分がどのタイプのくすみなのか、把握するところから始めていきましょう。

色素沈着によるくすみ

肌にメラニン色素が沈着してしまうことで起こるくすみです。肌は紫外線や摩擦といった外部刺激を受けたときに、防衛反応としてメラニンを生成します。通常、生成されたメラニンは、肌の新陳代謝であるターンオーバーによって、一定期間を過ぎると外部に排出されていきます。しかしターンオーバーが乱れると、排出されるはずのメラニンが肌表面に残り、その色素が沈着することで茶褐色のくすみができてしまいます

循環不良によるくすみ

血液やリンパ液の循環が悪くなることで、肌の新陳代謝が低下し、老廃物がたまってしまうことで起こるくすみですストレス睡眠不足喫煙などにより、血行が悪くなることで起こります。顔の中心部分がくすんで暗い印象を与えるのが特徴的で、最も多いくすみの原因といわれています。

肌乾燥によるくすみ

肌の水分量が不足すると角質層が厚くなり、光が反射されにくくなることで起こるくすみです。水分を十分に含んだ肌は、キメが整っていて光を均等に反射するためキレイに見えます。しかし水分の足りていない乾燥した肌は、カサついていて表面が凸凹しているため、光が乱反射し影がかかったような暗く灰色っぽいくすみになってしまいます。粉っぽく見えたり、小じわが目立ちやすくなったりすることがあります。

糖化によるくすみ

糖化やカルボニル化といった身体の老化現象によって、肌のタンパク質がダメージを受け、黄色がかったくすみが生じますお菓子や炭水化物に多く含まれる糖質が体内に蓄積していくと、コラーゲンやエラスチンといったたんぱく質と結びつきます。これを糖化といいます。糖化したたんぱく質は「AGEs(最終糖化生成物)」という黄褐色の物質へと変質し、これが増えることで黄色がかった顔色になり、肌がくすんで、くたびれた印象を与えます

黄ぐすみの肌症状とは?

黄ぐすみは、肌が黄色味を帯びて見える状態のことを指します。特に肌の透明感が失われ、肌が暗くくすんで見えること、肌のくすみが目立つこと、顔色が悪く見えることなどがあげられます。さらに糖化によってハリや弾力も失われるため、シワやたるみができやすくなったり、メイクのノリが悪くなったりといったことも挙げられます。

黄ぐすみの原因は?

では、黄ぐすみができてしまう原因を詳しく見て行きましょう。主な原因として「糖化」と「カルボニル化」の2つが挙げられます。それぞれどういったことで発生する現象なのか解説していきます。

糖化

糖化とは、体内に蓄積した糖がエラスチンやコラーゲンといったタンパク質と結合する現象をいいます。それより生成された「AGEs(最終糖化生成物)」が黄褐色の物質のため、肌表面でAGEsが増加すると黄ぐすみの原因となってしまいます。さらに肌細胞の老化や弾力性の低下、メラニンの生成を促進するため、シミ、しわの原因にもなってしまいます。

カルボニル化

カルボニル化とは、紫外線などの刺激により発生した活性酸素が脂質を酸化させ「アルデヒド」という分解物質を生成します。その分解物質が、体内にあるコラーゲンなどのたんぱく質と結合する現象をいいます。それにより生成された物質を「ALEs(カルボニル化たんぱく質)」といい、こちらも濃い黄色の物質のため、糖化同様肌表面で増加すると黄ぐすみを引き起こしてしまいます。さらに肌細胞の損傷や炎症を引き起こし、シミ、肌荒れの原因となります。

黄ぐすみを予防・改善する方法《インナーケア》

ここからは黄ぐすみの予防、改善方法を紹介していきます。まずは体の内側から予防、改善するインナーケアから見て行きましょう。一度作られてしまったAGEsやALEsはなかなか分解されません。糖化やカルボニル化を防ぐには、体内で生成させないことがとても重要です。まずは毎日の食生活から見直していきましょう。

方法① 糖質の摂りすぎに注意しましょう

黄ぐすみを引き起こす原因となる糖化を防ぐためには、やはり糖質を摂りすぎないように注意することが大切です。甘い物やお酒を毎日食べたり飲んだりしているという方は、食生活を見直していきましょう。ただし糖質は活動に必要な栄養素であるため、適量は摂りましょう。砂糖や白米、パン、麺類などの精製された炭水化物を控え、玄米や野菜などの食物繊維が豊富な食品を積極的に摂るようにしましょう。

方法② 酸化した脂質を減らしましょう

糖化同様、カルボニル化の元となる酸化した脂質をあまり摂らないようにしましょう
さらに酸化した脂質は体内で活性酸素を発生させ、細胞も傷つけてしまいます。このダメージは、肌のくすみだけでなく、シミやシワの原因にもなります。酸化した脂質を減らすには、揚げ物や加工食品を控え、オメガ3脂肪酸が豊富な青魚や、ビタミンEが豊富なナッツ類などの摂取を心がけましょう。

方法③ 料理を食べる順序に気をつけましょう

料理を食べる順序にも注意が必要です。糖化は血糖値が急激にあがることで起こりやすくなります。食事をする際は、まず野菜やきのこ、海藻類といったおかずを先に食べましょう
血糖値の上昇を抑えるとともに満腹感も得られるため、後で食べる主食の摂取量を自然と抑えることができます。次に肉や魚などのたんぱく質のおかず、最後にご飯や麺といった炭水化物を食べるようにしましょう。よく噛んでゆっくり食べることでさらに効果があがります

方法④ 調理の仕方・食材にも気をつけましょう

食材の選び方や調理の仕方にも、黄ぐすみを予防するポイントがあります。過剰な加熱により調理した食材は、食品中の栄養素が失われ、黄くすみの原因となる糖化や酸化が進んでしまいます。したがって、加熱時間を短くする、100℃以上にならない茹で料理や蒸し料理など、加熱方法を工夫することが大切です。新鮮な食材は栄養が豊富なため酸化や糖化の進行を遅くすることができ、逆にソーセージなどの加工肉製品はAGEsを多く含んでいるので黄ぐすみをできやすくしてしまいます。食材選びでも黄ぐすみを予防、改善することができます。

方法⑤ ビタミンB1・B6を意識した食生活

ビタミンB1・B6はお肌の健康を保つのに重要な栄養素です。ビタミンB1・B6には、肌のターンオーバーを促進し、シミやくすみを防ぐ効果があります。ビタミンB6は皮脂の分泌を調整し、肌の健康をサポートするため、ニキビや吹き出物の改善にも役立ちます。またビタミンB1は糖質の代謝を促し、糖化の防止につながります。
ビタミンB1は「豚肉」「穀物類」「鶏肉」「大豆」ビタミンB6は「サーモン」「豆腐」「バナナ」「アボカド」などに多く含まれます。

関連リンク:
【肌のくすみの原因とは?種類や予防・対策、メイクのコツなどを一挙紹介!】

黄ぐすみを予防・改善する方法《スキンケア》

体の内側からのケアと併せて、黄ぐすみを予防・改善するためには、スキンケアにも気を配ることが大切です。紫外線、花粉、PM2.5など、肌は生活するうえでさまざまな刺激を外部から受けています。その刺激をスキンケアでしっかりとケアしてあげましょう。ここでは、黄ぐすみを防ぐためのスキンケアの方法を紹介していきます。

方法① 保湿をしっかりと行う

乾燥は、あらゆる肌トラブルの原因となります。糖化やカルボニル化はお肌のコラーゲンを減少させるため、ハリや潤いを低下させ老化も促進します。さらに肌が乾燥していると、肌のターンオーバーが乱れてさらに黄ぐすみを引き起こす原因となり、負のスパイラルへと陥ってしまいます。まずは保湿をしっかりと行い、肌をうるおいで満たすことが大切です。

方法② 正しいクレンジング、洗顔を行う

毎日のクレンジングや洗顔も、黄ぐすみを予防するのに重要なポイントです。強い刺激は肌を傷つけ、水分や油分を奪い乾燥を引き起こします。ゴシゴシ強い力でこすらずに、たっぷりの泡でやさしく洗って、ぬるま湯で流してあげましょう。洗顔後は乾燥しやすいので、すぐに化粧水や乳液、保湿クリームなどで水分補給をしてください。

方法③ 紫外線対策を行う

乾燥同様、紫外線は肌の天敵です。夏場の日差しが強い日だけではなく、年間を通して日常的に紫外線対策を行うことが重要です。紫外線カット効果のある日焼け止め、帽子や日傘、長袖長ズボンなどで肌を守るようにしましょう。室内でも窓際などでは紫外線は降り注いでいます。油断せずに、カーテンを閉めるなどの対策をしっかり行っていきましょう。

黄ぐすみをカバーするメイクのコツはある?

黄ぐすみをカバーするメイクのコツは、ファンデーションやコンシーラーなどのメイクアップアイテムを上手に使いこなすことがポイントです。
まず、ファンデーションはイエローベースのものを選ぶと効果的です。また白浮きしないように、肌の色に近い色を選びましょう。
コンシーラーを使う場合は、イエローベースのものを選び、黄ぐすみが気になる部分にピンポイントで塗ります。ただし塗りすぎると、逆に厚塗りに見えてしまうので注意が必要です。またファンデーションとの境目が目立たないように、自然になじませるようにしましょう。最後に、パウダーを使って仕上げます。パウダーは肌のテカリを抑える効果があるため、ファンデーションやコンシーラーが崩れにくくなります。黄ぐすみが気になる部分にはパウダーを厚めに乗せることで、カバー力を高めることができます。

関連リンク:
【《黄ぐすみでお悩みの方必見》下地・ファンデーションなどの選び方・塗り方を解説!】

黄ぐすみの予防・ケアなら”銀座ステファニー”で

銀座ステファニーでは、黄ぐすみに効果的なアイテムを多数ご用意しています。最後はそんな中から銀座ステファニーおすすめのスキンケアアイテムを3つ紹介していきます。アイテム選びにお悩みの方はぜひ一度お試しください。

複雑な色素トラブルを抱える大人の肌へ

エクストラコントロールホワイト

シミを防いで明るく艶やかなお肌を保つ薬用美白美容液です。美白有効成分としてトラネキサム酸やビタミンC誘導体を配合し、メラニンの生成を抑え、シミ・くすみを防ぎます。
保湿成分としてヒアルロン酸やグリセリンに加え「ユキノシタエキス」「ブドウ葉エキス」といった植物由来の保湿成分も配合。黄ぐすみを引き起こす紫外線や乾燥といった外的刺激から肌を守ります。

シワとシミにW効果、美を制する渾身の1本

【PURE’D 100 PERFECTION】ピュアード100パーフェクション リンクル ホワイト クリーム

PURE'D 100 PERFECTIONシリーズの「薬用 リンクル ホワイト クリーム」
シワやたるみの改善と肌の美白をサポートするスキンケアクリームです。アスタキサンチンやビタミンC誘導体、プラセンタ、ハトムギなどの有効成分が肌の深部までしっかりと浸透し、肌のキメを整え、ハリと潤いを与えます。さらに肌の美白効果に優れており、メラニンの生成を抑え、シミ、そばかす、くすみを防止します。

週1回の「ホワイトクレイパック」白泥×美肌菌でくすみ・汚れを吸着!

ビオクレイ ホワイトパック

銀座ステファニースキンケアアイテムの中でも人気商品のひとつである「ビオクレイホワイトパック」パックタイプの美容液で、有効成分として天然ハーブエキス、アーモンド酸、コラーゲン、ヒアルロン酸などを配合しており、肌に潤いを与え、肌のキメを整えます。古い角質や毛穴の汚れを取り除くことで、肌の黄ぐすみを改善し、肌を明るくトーンアップさせます。パック形状で肌に密着、有効成分をしっかり浸透させます。週に1回から2回の使用で肌にツヤと透明感が生まれ、健やかで美しい肌を手に入れることができます。

予防とスキンケアで透明感のある肌を

黄ぐすみができる原因から、肌症状、ケア方法などについてまとめました。黄ぐすみは、肌内側で起こっている糖化とカルボニル化が主な原因ですので、まずは、食生活などの日常生活から見直していきましょう。さらに紫外線や乾燥といった外的刺激から肌を守り、ケアすることで黄ぐすみを予防、改善することができます。
糖化やカルボニル化は健康にも影響を及ぼす可能性もありますので、顔色が黄色っぽいと少しでも感じたときは、早めの対策を心がけましょう。

BEAUTY COLUMN 関連コラム

肌のハリがなくなるのは何故?原因や対策、有効なケアについても解説

掲載日:2023/04/07
更新日:2024/02/07
スキンケア
  • 肌のハリ
  • コラーゲン
  • スキンケア

年齢を重ねるごとに気になってくるお肌の「ハリ」。なんだか最近疲れて見える、スキンケアのときに肌の弾力を感じない、などに心当たりがあったらお肌のハリが失われた状態かもしれません。この記事では肌のハリがなくなる原因や対策方法について詳しく解説しています。さらに有効なケアやおすすめのスキンケアアイテムもご紹介していますので、お肌のハリが気になる方はぜひチェックしてみてください。

徳永理恵医師

この記事の監修医師

徳永理恵先生

逗子メディスタイルクリニック 院長

国立東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学形成外科所属。横須賀市立市民病院では美容レーザー外来の立ち上げを行う。都内美容皮膚科勤務を経て、2010年逗子メディスタイルクリニックを歯科医の夫と開院。自然・健康・美容のまち”逗子葉山”で、生活の一部としての医療を啓蒙している。形成外科、皮膚科、歯科の考え方を統合し、医師・看護師・歯科衛生士・言語聴覚士と表情筋リハビリに力を入れている。3人男子の育児にも奮闘中。

所属学会:日本形成外科学会、日本美容皮膚科学会、日本サポーティブケア学会、医療アートメイク学会、統合医療塾3期生
逗子メディスタイルクリニック:https://medi-style.jp/

ハリのある肌とない肌の違いは?

肌のハリは見た目の若々しさを保つうえで重要なポイント。では、ハリのある肌とはどのような肌のことを言うのでしょうか?

ハリのある肌とは、以下のような状態の肌のことを指します。

  • ・たるみやゆるみがなく、触ると押し返してくるような弾力を感じる
  • ・潤いを保っていてみずみずしい
  • ・柔軟性があり、肌触りがなめらか

反対に以下のような状態だと肌のハリが失われた状態の可能性があります。

  • ・乾燥している
  • ・たるみやシワが目立つ
  • ・なんだか疲れて見える
  • ・肌にツヤがない
  • ・頬のたるみ、毛穴が目立つようになる
  • ・肌が乾燥する

続いて肌のハリはどのようなメカニズムで生まれているのかを見ていきましょう。
皮膚は上から「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の三層で構成されています。この中で肌のハリに大きく関わっているのが「真皮」。真皮は表皮の数倍の厚みがあり、血管や神経のほか、肌の弾力を維持する「コラーゲン」や「エラスチン」、「ヒアルロン酸」などの成分が存在しています。コラーゲンは真皮の約70%を占める繊維状のタンパク質で、表皮を支えハリを保つ働きをしています。そしてその隙間を埋めるように水分を抱えたヒアルロン酸や繊維状のエラスチンなどの成分が肌に弾力や柔軟性を与える働きをしています。真皮に存在するこれらの成分が減少することなく、しっかり生成されている状態を維持することが肌のハリを保つために重要なポイントとなっています。

肌のハリがなくなる原因は?

ここでは肌のハリがなくなる原因について詳しくみていきましょう。

コラーゲンやエラスチンなどのハリを支える成分の減少

肌のハリや弾力を保つために重要な役割をしている「コラーゲン」、「エラスチン」、「ヒアルロン酸」などの成分は、真皮に存在する線維芽細胞から生成されています。この線維芽細胞の働きは加齢とともに低下していくため、年齢を重ねるにつれて肌のハリや弾力を保つことが難しくなっていきます。

紫外線の影響

地上に降り注ぐ紫外線も肌のハリが失われる原因のひとつです。肌に影響を与える紫外線はUVAとUVBの2種類。中でもUVAは真皮にまで到達し、線維芽細胞を破壊してコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるため、肌のハリや弾力が失われる原因に。

筋力の低下

加齢により、筋肉が老化することも肌のハリに大きく関わっています。筋肉の上には皮下組織、真皮、表皮が存在しているため、筋肉にハリがある状態だと内側から皮膚を押す力が強いので肌もピンとハリがある状態に。反対に筋肉が少なくなって弾力を失うと内側から皮膚を押す力も弱くなり、肌のハリが失われてしまいます

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことをいいます。健康な肌では、表皮の一番下にある基底層で作り出された肌の細胞が約4週間かけて表面の角層まで到達し、角質となって剥がれ落ちるというサイクルを繰り返しています。このターンオーバーが正常であれば肌が健やかな状態に保たれるのですが、加齢や生活習慣、ストレスなどが原因となって周期が乱れると、肌の水分量が低下したり剥がれ落ちるべき角質が溜まって皮膚のキメが乱れたり、肌のハリにも影響が出てきます

肌のハリを取り戻すには?

加齢や生活習慣など、肌のハリがなくなってしまう原因はさまざま。ここでは肌のハリを取り戻すために気を付けたいポイントについてご紹介していきます。

ポイント① 紫外線対策

紫外線はコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞にダメージを与えるため、紫外線対策をしっかりすることが大切です。紫外線は年間を通して降り注いでいるため、日常的に気を付けるのがポイント。長時間外にいる場合は日焼け止めにプラスして帽子や日傘などで紫外線を浴びないようにしましょう。車の中や部屋の中であっても窓ガラスを通して紫外線が入ってくるため、レースカーテンや紫外線カットフィルムなどで対策するのもおすすめです。

ポイント② 血行を良くするストレッチ

肌の血行を促進するストレッチやマッサージを取り入れるのもおすすめです。血行が悪くなると栄養や酸素が上手く運ばれず、肌トラブルにつながることも。頭皮や首回り、鎖骨周りの筋肉をマッサージしたり、オフィスワークの合間に軽くストレッチを行うなど、気分転換も兼ねて取り入れてみてください。
ただし、マッサージをする際は決して肌に摩擦を加えず、ゆっくりと筋肉をほぐすように行ってください。

ポイント③ スキンケアで保湿をしっかりと

毎日のスキンケアで保湿をしっかりと行うこともハリを維持するために大切なポイントです。肌が乾燥しているとキメが乱れて、かさつきやくすみの原因に。洗顔は洗浄力の強い洗顔剤を使わず、時間をかけすぎずに優しく行います。また、特に洗顔後やお風呂上がりは皮膚から水分が蒸発しやすい状態のため、時間を置かずに保湿ケアを行いましょう。ヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分、ビタミンC、レチノールなどの肌のハリ不足を助ける成分に注目してスキンケアアイテムを選ぶのがおすすめです。

ポイント④ 顔をよく動かす

筋肉が萎縮しハリを失うと、皮膚のハリも失われます
楽しいおしゃべりを毎日のようにしていると自然と顔の筋肉を動かしますが、人に会わず、ひきこもった生活をしていると知らず知らずに表情は失われ、顔の表情筋の筋力は低下していきます。
マスク生活も長くなり、あまり表情を動かすチャンスのない方は、鏡を見ながら動いていない筋肉がないように、いろいろな表情を作ってみる表情筋のトレーニングがおすすめです

ポイント⑤ ストレスを溜めない

ストレスも肌悩みの原因のひとつ。過度なストレスはターンオーバーの乱れを引き起こすだけでなく、腸や胃などの内臓に症状が現れることも。お肌にとっても心身にとってもデメリットが多いので、ストレスは溜めこまず適度に発散することが大切です。ストレスの発散方法には、ジョギング・ストレッチなどの体を動かす方法や、睡眠をとる、何もしないでボーっとする、などの休息型の方法、好きなものを食べたり映画や音楽を楽しむといった娯楽型の方法、絵をかいたり手芸をしたりといった創作型の方法などさまざまです。自分に合ったストレス発散方法を見つけてみてくださいね。

ポイント⑥ バランスのとれた食事

健康的な肌を作るためには、バランスのとれた食事をとることも大切です。糖質、タンパク質、脂質にプラスして、ビタミン、ミネラルをバランス良く取り入れましょう。特にコラーゲンの元になるタンパク質、コラーゲンの生成を助けるビタミンCや鉄を意識して摂るようにすると効果的です。また、朝ご飯を抜かないこともポイント。忙しくてなかなか時間がとれないという方は、ヨーグルトやバナナなどの食べやすいもので大丈夫です。朝ご飯を食べることで自律神経が整い、ターンオーバーが正常に働きやすくなります。
フレッシュで抗酸化作用の強い食材を選べるとなお良しです。

ポイント⑦ 適切な睡眠時間

睡眠時間は、日中に肌が受けたダメージの回復時間。さらに睡眠中に分泌される成長ホルモンによってコラーゲン、エラスチンなど肌のハリを支える成分の生成が促進されるため、しっかり睡眠時間を確保することが重要です。さらに睡眠の質を高めるためにも、寝る直前までスマホやパソコンを見ることや、アルコール・カフェインの摂りすぎなどは控えるようにしましょう。寝室の湿度や温度を適切に保ち、快適でリラックスできる空間を整えるのもポイントです。

スキンケアでハリのある肌に

肌のハリがなくなる原因やハリを取り戻す方法についてご紹介しました。年齢と共に気になってくるお肌のハリですが、紫外線対策や生活習慣の見直し、保湿を意識した適切なスキンケアでハリのあるお肌を取り戻しましょう。

銀座ステファニーのおすすめアイテム【ODELIA(オディリア)リンクル&ホワイト オールインワンクリーム】

シワ改善・シミ予防 W機能を持ったオールインワンクリーム

シワやシミなど、年齢を重ねた肌のお悩みをお持ちの方におすすめ。これひとつで「化粧水」、「美容液」、「美白※1美容液」、「抗しわ美容液」、「乳液」、「クリーム」、「アイクリーム」、「パッククリーム」、「マッサージクリーム」、「ネッククリーム」の10役を兼ねた進化型の薬用オールインワンクリームです。有効成分「ナイアシンアミド」配合で、シワ改善と美白効果※1が期待できます。しっとりなのにべたつかない、濃厚なクリームとジェルの伸びの良さを併せ持ったテクスチャーで使い心地も◎。

※1メラニンの生成を抑えシミそばかすを防ぐ

BEAUTY COLUMN 関連コラム

正しいパックの使い方は?効果を高める方法を解説!

掲載日:2022/06/08
更新日:2024/02/08
スキンケア
  • パック
  • 使い方

いつものスキンケアだけでは何か物足りない!また特別な日に向けて集中してお手入れしたい!そんな時の頼れる味方フェイスパック。貼るだけ、塗るだけと手軽なためプラスワンのお手入れとして日常的に愛用している方も多いのでは。でも正しく使えて効果を実感できていますか?そこで今回はフェイスパックの正しい使い方、さらに効果をupさせる方法をご紹介します。

パックの正しい使い方は?

使う頻度を守る

フェイスパックはいつものスキンケアで物足りないものを補い即効性を実感できる嬉しいアイテム。余分な皮脂や汚れ、角質を除去するタイプもあります。しかしどちらのタイプも短いスパンで繰り返すと角質層のバリア機能が低下し、肌トラブルの元になってしまうおそれが。過度な使用は控え、週1〜2回程度がおすすめです。

時間指定を守る

長く置くほど効果がありそうですが、シートタイプはかえって乾燥が進んでしまい、はがすタイプは乾きすぎて傷付きやすく、塗るタイプは油分が多く入ってしまうなどお肌に負担をかけトラブルの原因に。長時間放置せずパッケージに記載された指定時間を守る事が大切です。

朝晩で使い分ける

朝と夜ではお肌が欲しがるものが変わります。朝は保湿力があるものを選び1日乾燥知らずに。夜はキレイに汚れを落とし、入浴で温まったお肌に栄養補給。就寝中のターンオーバーに効果を発揮し、翌朝プルプルのお肌で目覚める事ができるでしょう。 このように1日の中でもお肌に違いがあるため、朝と夜の使い分けがおすすめです。

パックを顔に合わせる

シートタイプのパックはピッタリとお肌に密着させることがポイント。お肌から浮いているとせっかくの効果が半減してしまいます。鼻から密着させ、目の周り、口の順番でフィットさせましょう。また、切り込みをフェイスラインに合わせ、グッと持ち上げるように貼ればリフトアップ効果も期待できます。

パックの種類は?

シートタイプ

美容成分をたっぷり含んだシートを直接お顔に乗せるシートタイプは、保湿や美白に特化していたり、汚れや角質をオフするものなど種類も豊富、ながら美容で時短にも。また、普段使いにはプチプラ、特別な日の前夜にはスペシャルなものなど使い分けも楽しみのひとつです。
豊富なバリエーションから、お悩みに応じた3つのシートタイプマスクをご紹介します。

「ノーリッシュエッセンス ar」1本分のプラセンタエキスとALPHAエキスを配合

PLACENTIST プラセンタ3Dマスクar 8枚

プラセンタエキスとALPHAエキス※を配合
伸びが良く、お肌にはり付きやすいプルっとしたつけ心地
あごまでしっかり潤いフェイスラインにフィットする3Dマスク

※チオクト酸、マデカシン酸、アシアチン酸、アシアチコシド、マデカッソシド

ハリのあるいきいきとした肌に導くダブルケアマスク

【CNP Laboratory】5枚セット CNP PROPOLIS ENERGY AMPULE MASK プロP マスク 30ml + プロP セラム 1.5ml

ミツバチが巣の内部を保護するために作るプロポリスを配合したダブルケアマスク。効果的にうるおいを与え、ハリのあるいきいきとした肌に導きます。

小鼻の毛穴汚れを落とし、つるつる肌に仕上げてくれるケアセット

【CNP Laboratory】CNP ANTI-PORE BLACK HEAD CLEAR KIT ブラックヘッド クリアマスク 2.5ml X 10枚, 3ml X 10枚品名

小鼻の毛穴汚れをしっかり落とすダブルケアセット。Step1で角栓黒ずみなどの毛穴汚れをしっかり落とし、Step2で保湿・引き締めなどのアフターケアをすることできれいなつるつる肌に導きます。

洗い流すタイプ

洗い流すタイプはジェルやクリーム、クレイなどを塗り少し置いてから洗い流すもの。主に保湿アップするものと、古い角質をオフする毛穴ケアのものがあります。密着性に優れており、ムラなく効果を発揮できるのが特徴です。

ピールオフタイプ

ピールオフタイプはシート状やペースト状のものを肌に付け、乾いてから剥がすパックです。毛穴汚れや古い角質除去に効果的です。 ただし、肌への負担がかかるので毎日の使用は避け、週に1〜2度程度の使用がおすすめです。

スリーピングタイプ

スリーピングタイプは、夜のお手入れの最後にジェルやクリーム状のパックを塗り、眠っているあいだに有効成分が浸透するタイプのパックです。時間を置いて洗い流したり、剥がすなどの手間がないため、時短できる点でも優れものです。

パックのNG習慣は?

使用頻度が高い

効果を感じると嬉しくてつい毎日使いたくなってしまうもの。しかし使用頻度を守らず頻繁に使いすぎるとかえってお肌に負担をかけてしまい、トラブルを招く原因となることも。製品やメーカーが推奨する使用頻度を正しく守るようにしましょう。

長時間のつけっぱなしはNG

長くつければつけるほど良いと思ってしまいがちですが、かえって乾燥を招くことになりかねません。せっかくの成分とともに、お肌のうるおいもシートに逆戻りしてしまうため、各アイテムに記載された時間を守りましょう。

ニキビができている時はNG

ニキビは毛穴の炎症です。そのためシートで覆ったり、パックで油分などを与えると炎症が悪化するおそれがあります。治ってきたら使用しても良いですが、繰り返しニキビができてしまうのならお肌に合っていないのかもしれません。

お風呂の中でパックはNG

湯船につかりながらのパックは、蒸気で毛穴が開き、美容成分が浸透していくイメージがあるかもしれません。ところが入浴中は汗をかきやすい状態のため、せっかくの美容成分が汗と一緒に流れてしまい効果が半減することになるため、避けた方が無難です。

冷蔵庫で冷やすのはNG

夏の暑い時期は冷蔵庫で冷やしている方も多いのでは?一見、毛穴が引き締まり効果がありそうですがこれもNGです。冷たいパックで毛穴を引き締めてしまうとせっかくの美容成分がなかなか肌に浸透せずムダな時間に。シートパックをはじめ、パックは常温で日の当たらない場所に保管して使いましょう。

使用方法を読まないのはNG

それぞれの商品には洗顔後すぐに使うのか、化粧水後に使うのかなど使用方法が記載されています。なんとなく使ってしまいがちですが、使用方法をしっかり守ることがパックの効果を発揮させるポイントです。

パックの効果的な選び方は?

さまざまなタイプがあるフェイスパック。せっかく使うのならなりたい肌に合ったもの、今のお悩みに効果を発揮する成分が入った商品を選びましょう。
たとえば乾燥が気になる時はヒアルロン酸など保湿成分がメインのもの。ニキビや毛穴詰まりには皮脂バランスを整えたり角栓ケアできるもの。日焼けをしてしまった日にはビタミンC配合ものなど。
また、日常の普段使いには美容成分がバランス良く配合されたコスパの良いものなど。このように悩みや目的に合った成分の商品を選ぶことが美肌へ導く近道となります。

正しいパックの使い方をマスターして、プルプル美肌を!

集中ケアしたい時や、特別な日に向けてのスペシャルケアなど、美肌づくりに役立つ手軽なアイテムであるフェイスパック。でも、正しい使用方法を知っておかないとせっかくの効果が期待できないばかりか、かえってお肌に負担をかけてしまいます。今回ご紹介したポイントを参考に正しく使い、今日からさっそくフェイスパックで美肌を手に入れて下さいね。

BEAUTY COLUMN 関連コラム

鼻の角栓の取り方とは?原因や正しいスキンケア方法を紹介!

掲載日:2021/12/17
更新日:2024/02/07
悩み
  • 角栓
  • イチゴ鼻
  • スキンケア

多くの方を悩ませる「イチゴ鼻」とは、毛穴につまった角栓が原因で黒いポツポツができ、イチゴのような鼻になってしまう肌トラブルです。また、角栓は小鼻だけではなく、頬などにも出現するので、顔全体にできてしまうと、お肌の印象を大きくダウンさせる原因になってしまいます。そんな肌の大敵「角栓」は、なぜできてしまうのでしょうか。 角栓のできる原因から、やってはいけないNG行動、角栓が出来てしまった場合のおすすめスキンケア、角栓を予防する生活習慣などを紹介していきます。

そもそも角栓って何?どうしてできるの?

イチゴ鼻のポツポツ目立つ黒ずみの正体「角栓」。気になって無理やり押し出して取っていませんか?また、取ってもすぐにできてしまいませんか?
角栓とはいったいどんなもので、なぜ取ってもすぐにできてしまうのでしょうか。その原因や、角栓ができるメカニズムについて見ていきましょう。

角栓とは

イチゴ鼻の原因となる角栓の約7割は、角質といわれるたんぱく質でできています。皮脂が詰まってできているというイメージをもっている方が多いかもしれませんが、実は大半はたんぱく質で、残りの3割が皮脂で構成されています。本来はがれるはずの古い角質がはがれずに残ってしまい、それが皮脂と混じり合って毛穴に残ってしまいます。これが角栓の正体です。

角栓が出来る原因

ではなぜはがれ落ちるはずの古い角質がはがれずに残ってしまい、角栓となって毛穴に詰まってしまうのでしょうか。

皮膚というものは、約28日間という周期で古い角質から新しい角質へと入れ替わっていきます。このサイクルのことを「ターンオーバー」と言います。
この28日間で角質が成長して古い角質と入れ替わるのですが、肌の乾燥や紫外線、生活リズムの乱れなどから、このサイクルが早まってしまうことがあります。そうすると新しい角質が成長しきらないうちに古い角質と入れ替わってしまいます。

この未成熟な角質は、形が崩れているため、はがれ落ちにくく、乾燥もしやすいので、次のサイクルでもはがれずに残ってしまうことがあります。それが毛穴に詰まって角栓となってしまうのです。

ついついやってしまうお肌トラブルにつながるNG行動とは?

角栓を取ってもまたすぐにできてしまうという方は、毎日のお手入れに何か原因があるかもしれません。ついやってしまいがちな肌トラブルにつながるNG行動について見ていきましょう。

絶対NGなお手入れ習慣

疲れていてメイクを落とさずに寝てしまう、なんてことがありますよね。しかし、この落としそびれたメイクや汚れは角栓の元となってしまいます。また、洗顔だけだと、皮脂の汚れや古い角質は落とせても、油性成分のメイクを落としきることはできません。洗顔+クレンジングの両方をしっかりと行い、その日の汚れを落としきることが大切です。

ただ、洗うときに汚れを落とそうとゴシゴシ擦ったり、洗顔の回数を増やしてしまうと、肌を傷つけたり、必要以上に皮脂を落としてしまい、肌の乾燥につながってしまいます。

絶対NGな生活習慣

乱れた生活習慣も角栓を生み出す原因になります。人は睡眠中に肌のダメージを修正する「成長ホルモン」を分泌します。別名「若返りホルモン」と呼ばれるほど、お肌にはとても大切なホルモンです。成長ホルモンは深いノンレム睡眠をきっかけに分泌されるため、睡眠不足だと眠りが浅くなり、成長ホルモンの分泌が著しく低下してしまいます。 それによりお肌の乾燥やターンオーバーの乱れを生み出し、角栓をできやすくしてしまいます。

睡眠と同様に食生活も角栓を生み出すのに大きく関わってきます。脂肪、糖分の過剰な摂取は、皮脂を必要以上に生成し、皮脂のバランスを崩してしまいます。

角栓が出来てしまった場合のおすすめスキンケア!

取りづらくできやすい角栓。ここからはできてしまったときのおすすめスキンケアを紹介していきます。無理やり爪で押し出したりしていませんか?ついやりたくなってしまいますが、肌を傷つけたり、毛穴がさらに開いて余計詰まりやすくなってしまいます。正しいケアをしてあげれば比較的簡単に取れるので、参考にして無理せずやさしく取ってあげましょう。

ホットタオルで毛穴をあたためる

洗顔やクレンジング前に、ホットタオルで肌を温めてあげると角栓が取れやすくなります。角栓の大部分を占めるたんぱく質は、とても硬く、頑固です。温めてあげることで毛穴が開くと同時に、詰まっている角栓に含まれる皮脂も溶かしてくれるので、角栓自体もやわらかくなり、取れやすくしてくれます。

メイク落としで角栓を溶かす

クレンジングでも角栓を落とすことができます。オイルは角栓となじみやすいという特性があります。ですので、オイルタイプのメイク落としをセレクトしてあげると、角栓を溶かして外へ出しやすくしてくれます。

ふきとり美容で素肌を浄化する

洗顔料を使って洗顔したあとに「ふきとり化粧水」をプラスすると、より効果的に皮脂や不要な各層を除去してくれます。洗顔してもごわつきやざらつきを感じるときは、コットンなどに化粧水を含ませ、肌をふき取る事ですっきりと素肌を浄化してくれます。

収れん化粧水で肌を引き締める

収れん化粧水とは、肌を引き締めてくれる効果のある化粧水のことをいいます。化粧水や乳液を使ったあとにコットンなどに含ませ、気になるところにパッティングしていきましょう。毛穴を引き締め、キメ細やかな肌に仕上げてくれます。使用後は清涼感のあるスッキリとした肌に。

角栓を予防する生活習慣を心がけよう

角栓をつくらないようにするには、ターンオーバーを乱さないことが大切です。質の良い睡眠とバランスのとれた食事、正しいスキンケア。忙しい毎日にすべてこなすのは大変という方は、できる範囲から取り組んでいきましょう。

角栓を予防するお手入れ習慣

外側からの正しいスキンケアでターンオーバーを整えましょう。まずは「洗顔とクレンジング」です。決して擦らずに、たっぷりの泡でやさしく洗ってあげてください。その日の汚れはその日のうちにです。
「乾燥」と「紫外線」もターンオーバーを乱す要因です。肌は乾燥や紫外線によるダメージから守ろうと、無理にターンオーバーを早めて修復しようとします。たっぷりの保湿と紫外線対策も心がけていきましょう。

やさしい感触でメイク、皮脂汚れもするんと落とす。

おすすめアイテム①
「CLESCIENCE Beaute マイルドクレンジングジェル」

皮脂に似た成分が、メイクや皮脂汚れを瞬時に浮きあがらせて落とします。なめらかなジェルで、肌に負担をかけずに毛穴の汚れや角栓まで除去。汚れをするんと落としながらも、保湿成分で肌のうるおいを守ります。

お肌を育む「起点」となる化粧水。

おすすめアイテム②
「Suhadabi ブースティングローションr」

解きほぐすように浸透して、肌に心地よい目覚めを与えてくれる化粧水。力を失った肌にアプローチしてすみずみにまでうるおいを届けることで、角栓を予防しながらやわらかな肌へと導きます。 ※角層まで

角栓を予防する生活習慣

食事でターンオーバーを整えるために積極的に取り入れたい栄養素としては、皮脂の分泌を整える「ビタミンB2」「ビタミンB6」、肌の乾燥を防ぐ「ビタミンA」、抗酸化作用のある「ビタミンC」「ビタミンE」などがあげられます。 ビタミンBが豊富な食品としては、「レバー、チーズ、バナナ、納豆」、ビタミンAが豊富な食品としては、「ウナギ、ニンジン、カボチャ」、ビタミンCが豊富な食品としては、「柑橘系くだもの、キウイ」などです。 逆に抑えたい食品としては、糖質を多く含むご飯やパン、脂質を多く含む揚げ物などは、皮脂を過剰に分泌させる効果がありますので、控えるようにしましょう。 睡眠でターンオーバーを整えるには、先ほど述べたように、人は睡眠中に成長ホルモンを分泌させて、肌を修正します。夜10時頃までに寝るのが理想とされていますが、なかなか難しいという方も多いと思います。遅くとも12頃には寝て最低6時間~7時間の睡眠時間を取るようにしましょう。

角栓ケアですっきりキレイな肌に

ここまでイチゴ鼻の原因、角栓について見てきました。角栓は肌をくすませて暗い印象を与えてしまいます。まずはできてしまっている角栓のケアから始めていきましょう。ある程度できてきたら、予防のケアに切り替えていくようにすると効果的です。 それでもとれないような角栓は、専門の医師に相談するのも1つの方法です。より専門性の高い効果的な治療が期待できます。 大切なのは継続的にケアしていくこと。角栓のない清潔感のあるきれいな肌を取り戻しましょう!

BEAUTY COLUMN 関連コラム

ニキビ跡を綺麗に消す方法!種類別の原因やおすすめのスキンケア方法などを徹底解説

掲載日:2021/12/17
更新日:2024/02/07
悩み
  • ニキビ跡
  • 消す
  • 原因
  • スキンケア

ニキビは治ったはずなのに跡が残ってしまって悩んでいる、という方はいませんか?ニキビ跡は適切な対処方法を行わないと自然治癒するのが難しくなってしまいます。今回は、そんなニキビ跡を消すための正しい対処方法や、ニキビ跡を残さないためにやるべきスキンケア方法などを紹介していきます。

徳永理恵医師

この記事の監修医師

徳永理恵先生

逗子メディスタイルクリニック 院長

国立東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学形成外科所属。横須賀市立市民病院では美容レーザー外来の立ち上げを行う。都内美容皮膚科勤務を経て、2010年逗子メディスタイルクリニックを歯科医の夫と開院。自然・健康・美容のまち”逗子葉山”で、生活の一部としての医療を啓蒙している。形成外科、皮膚科、歯科の考え方を統合し、医師・看護師・歯科衛生士・言語聴覚士と表情筋リハビリに力を入れている。3人男子の育児にも奮闘中。

所属学会:日本形成外科学会、日本美容皮膚科学会、日本サポーティブケア学会、医療アートメイク学会、統合医療塾3期生
逗子メディスタイルクリニック:https://medi-style.jp/

ニキビ跡って何?

ニキビは、皮脂が過剰に分泌されたり、毛穴の詰まりなどが原因で発生する皮膚の病気です。ニキビが治った後に赤みが残った状態になったり、色素が沈着することをニキビ跡と言います。また凹みができたり、硬く盛り上がったりするのもニキビ跡です。ニキビによりダメージを受けた肌をケアせずにそのまま放置してしまうと、ニキビ跡になる可能性が高くなります。

一度ニキビ跡になってしまうと、修復に時間がかかってしまうため、ニキビ跡を作らないようにすることが大切です。

ニキビ跡の種類とその原因

ひとことでニキビ跡といっても、赤味のあるものや茶色のニキビ跡のほか、しこりやケロイド、クレーター状に跡が残ってしまうものなど種類は様々。 ここではニキビ跡とその原因についてみていきましょう。

赤みのあるニキビ跡【炎症後紅斑】

赤みのあるニキビ跡は「炎症後紅斑」と呼ばれ、ニキビの炎症やダメージにより皮膚が薄くなり、皮膚下の血管が透けて見えていることで赤みが目立つようになった状態のことを指します。

炎症の後、末梢の血管が拡張することでも赤く見えます。末梢血管が拡張してしまった場合、数週間での治癒は難しいでしょう。お風呂上りや温度変化があるときにに赤くなるという状態は、人にもよりますが治るまで数年かかることがあります。

茶色いニキビ跡【炎症後色素沈着】

シミのような茶色いニキビ跡は「炎症後色素沈着」と呼ばれ、メラニンの色素沈着が原因で発生します。ニキビで炎症を起こした肌はメラニンが過剰に作られるため、ニキビ跡がシミのように茶色く残ってしまうこともあります。

通常は半年以内に自然に薄くなっていきますが、メラニンが真皮まで色素沈着してしまうと、シミへ変化してしまう可能性も考えられます。

しこり・ケロイドなど盛り上がったニキビ跡【肥厚性瘢痕】

ニキビが盛りあがったような状態になることを「肥厚性瘢痕」と呼びます。ニキビを治すための組織再生が行われる際に、コラーゲンが過剰に作られることで発生します。

ニキビだけでなく、怪我などによって傷跡が正常に修復されなかった場合に、肥厚性瘢痕の状態となり、更にひどい状態のものはケロイドとも呼ばれます。

凹みなどクレーター状のニキビ跡【陥没性瘢痕】

ニキビをそのまま放置したり、潰してしまったりすると、肌の表面がぼこぼこと陥没してしまう状態になるケースがあります。ニキビの炎症が、毛包を壊して広がってしまうと凹みになるのです。このクレーター状になったニキビ跡のことを「陥没性瘢痕」と呼びます。

クレーター状になったニキビ跡は自然治癒では治りにくいため、皮膚科や美容皮膚科での治療が必要となります。

ニキビが出来やすい場所とは?

ニキビ跡が出来やすい場所についてみていきましょう。ニキビ跡が出来やすい場所というのは、ずばりニキビが繰り返し出来やすい場所。 皮脂腺が発達しているおでこやこめかみは毛穴詰まりや起きやすくニキビも出来やすいため、炎症を起こして悪化するとニキビ跡になりやすいのが特徴です。


また、大人になってからできる大人ニキビは頬やフェイスラインなどのやや乾燥した場所に再発しやすく、これもニキビ跡になりやすくなっています。顎の下も、ニキビの赤味が残ったり硬い肥厚性瘢痕になったりしやすい場所です。

タイプ別のニキビ対策を紹介

ここではニキビ跡を作らないために、ニキビのタイプ別にニキビ跡のなりやすさレベルや対策、ケア方法を紹介します。

白ニキビの対策方法

ニキビ跡のなりやすさレベルは「★☆☆☆☆」

白ニキビは毛穴に皮脂が詰まっている状態で、ニキビの中でも初期の状態です。かゆみや痛みもなく、小さいものであれば数日で自然治癒します。しかし、放置していると症状が悪化してしまうケースもあります。

皮膚科やクリニックで毛穴に詰まった皮脂を圧出してもらうケミカルピーリングを行うと、古い角質が除去されるため、ニキビ跡の予防に繋がります。

黒ニキビの対策方法

ニキビ跡のなりやすさレベルは「★★☆☆☆」

黒ニキビは、白ニキビが進行して毛穴が開いた状態で古い角質が溜まり、空気に触れた部分が酸化して黒く変色した状態です。黒ニキビは見た目は気になりますが、まだ炎症が起きていないためニキビとしては初期の状態。

これ以上状態が悪化しないようケアが必要です。クリニックでニキビ圧出やケミカルピーリングをするのがおすすめです。

赤ニキビの対策方法

ニキビ跡のなりやすさレベルは「★★★☆☆」

赤ニキビは、毛穴の中でアクネ菌が増殖して炎症を起こし、赤く腫れあがってしまっている状態です。治ったあとにもニキビ跡が残りやすいので素早く炎症を抑えることが大切です。紫外線を避け、しっかりと保湿を行い、それでも改善されない場合は、皮膚科を受診し、治療することをおすすめします。

ニキビ跡になりやすいニキビの特徴とは?

ニキビ跡になりやすいニキビの特徴は、炎症を起こしているかどうかという点です。

毛穴の中でアクネ菌が原因となり炎症が起こっている「赤ニキビ」や、赤ニキビがさらに悪化し、毛穴の内部に膿が溜まった状態の「黄ニキビ」、黄ニキビの悪化が進んで毛穴内部に膿と血液が溜まった状態の「紫ニキビ」などがこれに当たります。

ニキビの炎症が長引くと、ニキビ自体は治ったとしてもニキビ跡として皮膚に跡が残ってしまう可能性が高まります。特に紫ニキビは膿と血液が毛穴を壊した状態で溜まっている状態ですから、治った後も凹みや肥厚性瘢痕になりやすいニキビです。ニキビの症状を悪化させないよう、早い段階で適切なケアを行っていくことが大切です。

また、皮脂分泌量の多いこめかみや額はニキビの出来やすい場所ですが、ニキビを隠そうとして前髪を頻繁に触ったりすることも雑菌が入って炎症を起こしやすくなる原因に。 頬や顎、フェイスラインに出来たニキビもマスクが擦れたり、つい気になって触ってしまったりしやすい場所のため、炎症が起きやすくニキビ跡になりやすくなっています。特に顎の下の方はターンオーバーが遅く、ニキビ跡が治りにくい場所といえます。

絶対にやってはいけない!NGニキビケアとは?

ニキビができてしまった際に、間違った対処をしてしまうと、ニキビ跡になりやすくなってしまいます。絶対に避けるべきことをしっかりと把握しておきましょう。

自分でニキビを潰す

ニキビは潰した方が早く治ると思い込んでいる方はいませんか?
ニキビの炎症があるときは、非常にデリケートな状態です。自分でつぶす際に簡単に毛包が壊れて、周囲の組織を傷めてしまい、結果的にニキビ跡を大きくしてしまうことがあります。また、触っているだけでも炎症を増加させ、色素沈着を増やしてしまうことがあります。
もしニキビを潰してしまった場合は、消毒をして、洗顔やスキンケアで清潔にすることを心がけましょう。

ニキビを強く洗う

洗顔はニキビ対策の基本ですが、洗顔料を泡立てて、擦らずに優しく撫でるよう洗うことが大切です。力を入れてゴシゴシ洗ってしまうと、ニキビが潰れてしまったり、肌を傷つけてしまうため、絶対に避けましょう。

また、洗顔に使うお湯の温度にも注目。熱すぎるお湯だと皮膚に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、32℃前後の少しぬるめのお湯を使うのがポイントです。

洗顔時間が長いのも、角質をふやかしてしまい、皮膚バリアを弱くしてしまいます。できるだけ短時間で優しく行いましょう。

ニキビ跡に効果的な市販薬はある?

薬局などで購入できる市販の薬では、炎症を抑えたり、赤みを目立たなくさせたりする効果はあるものの、ニキビ跡を根本的に治癒させるのは難しいでしょう。
確実に治したい場合は、専門の皮膚科や美容皮膚科に相談することをおすすめします。特に長期間治らないものやケロイドなどは自然治癒が難しいため、クリニックでの治療が必要になってきます。

市販薬以外のニキビ跡の治療方法

ニキビを悪化させないためには普段のケアや洗顔などに気を使うことが基本ですが、ニキビ跡が残ってしまった場合には美容皮膚科やエステを利用してみるのもひとつの方法です。

例えば美容皮膚科では、微細な針で顔に穴を開け、その穴が治る過程でニキビ跡の修復が行われる「ダーペマン」という治療法や、皮膚の赤みや色素沈着が原因のニキビ跡などに効果のあるIPL(インテンス・パルス・ライト)という光を肌に照射して治療を行う、「フォトフェイシャル」などの治療法があります。

また凹んだニキビ跡には、炭酸ガスフラクショナルレーザーという治療もスタンダードな治療です。

エステでも、微弱な電流を流すことでビタミンC誘導体やトラネキサム酸を皮下へ浸透させ、色素沈着やニキビ跡の赤みを緩和する「イオン導入」や、専用の薬剤を肌に塗布することで新しい皮膚の再生を活性化させ、ニキビ跡や毛穴の黒ずみなどを改善する「ケミカルピーリング」などの施術を受けることができます。

ご自分の肌質に合った治療方法や施術方法を見つけてみてくださいね。

そもそもニキビ跡を作らないためには?

方法①できるだけ紫外線を避ける

ニキビは紫外線を受けることで炎症が悪化してしまい、色素沈着の原因となってしまいます。 炎症があることでターンオーバーが乱れるため、紫外線でより増えたメラニンが蓄積しやすくなります。 ニキビができたら季節を問わず日焼け止めを塗り、日傘や帽子で紫外線対策をしっかりと行いましょう。

●季節ごとの日焼け止めの選び方

ニキビ跡を作らないためには、紫外線対策が重要なポイントのひとつです。紫外線から肌を守る最もポピュラーな方法が日焼け止めですが、季節によって紫外線の量や強さが大きく変わることから、日焼け止めを使い分ける必要があります。たとえばUVAが強い3月~6月は、PA値の高い製品を選ぶようにしてください。そしてUVA・UVBがともに強くなる7月~10月は、SPF値・PA値の両方が高い製品を選ぶと効果的です。屋外へ出る場合は、ウォータープルーフ機能があるものをおすすめします。また年間を通して紫外線が弱い11月~2月でも、乾燥を防ぐ製品を塗るといいでしょう。
ニキビがある状態はデリケートです。ノンケミカルや紫外線吸収剤不使用と書かれてある肌に刺激の少ない日焼け止めを選びましょう。さらに、落としやすさも重要。洗顔の際に皮膚を傷めやすいので、石鹸やお湯で落とせると書いてある、比較的落としやすいものを選ぶのがポイントです。

方法②バランスのよい食事を心がける

バランスのよい食事を習慣づけることで、身体の内側からニキビをケアすることができます。
偏りのあるメニューや暴飲暴食は避け、一日三回の食事でバランスよく栄養を摂りいれるのがおすすめです。中でもビタミンB群やビタミンCを意識して積極的に摂取するとよいでしょう。 普段の食事でも、ビタミンB群の多い魚や肉類などを摂取することで、皮脂の分泌を抑えることができます。 また、ビタミンCでスキンケアを行うと、メラニンの生成や皮脂分泌を抑制する効果があるため、ターンオーバーを正常化する効果が期待できます。

方法③肌に合わないケア用品は使わない

ニキビができてしまった際には、低刺激性やオイルフリーなどのケア製品を選ぶとよいでしょう。しかし、使っていて少しでも肌に合わないと感じるような化粧品やケア用品はすぐに使用をやめましょう。 また、上で紫外線対策が大切であることをご紹介していますが、強い日焼け止めも肌に負担がかかるため、紫外線の強い時期に長時間屋外で過ごす場合などは別ですが、普段使いにはSPF30・PA程度の日焼け止めを使用するのがおすすめ。 同様に長時間のメイクも肌の乾燥を引き起こし肌にとって負担になるため、帰宅したらなるべく早くメイクを落とすことも大切です。

方法④洗顔の仕方に気をつける

ニキビ跡のケアには洗顔の仕方も重要です。毛穴の汚れを落とそうと、肌をゴシゴシ強く擦るのはNG。摩擦が刺激になって肌の乾燥を引き起こしてしまう可能性があるので気をつけましょう。 肌は乾燥すると皮脂の分泌が活発になってしまうのでニキビの悪化の原因になります。洗顔料をしっかりと泡立てて、泡を手のひらで転がすように優しく洗顔するのがポイントです。 また、洗顔料に触れている時間が長くなると肌の負担につながるため、洗顔は短時間で。洗い流すときには余分な皮脂まで落ちないようぬるめのお湯を使うと良いでしょう。

方法⑤丁寧なスキンケア

肌が乾燥した状態だと角質が硬くなり、ニキビが治りにくくなったりニキビ跡が消えにくくなることにつながります。洗顔や入浴後には時間を置かずに化粧水・乳液またはクリームなどでしっかり保湿を行いましょう。 色素沈着が原因のニキビ跡に効果的な美白アイテムを追加するのも◎。 また、角質が毛穴に詰まったままで放置しているとニキビが新たにできたり、炎症を起こして悪化してしまう原因になるため、合わせて角質ケアも取り入れていきましょう。

●スキンケアを行う際のポイント

正しいスキンケアを実践すれば、ニキビ跡を予防することができます。洗顔する場合、弾力のある泡をたっぷりと立て、肌のうえでその泡を滑らせるようにしましょう。肌に指が当たらないくらいのタッチが理想的とされています。お湯の温度は、ぬるま湯(30度~40度ほど)が最適です。顔を拭くときも、水分を吸い取るようにタオルをゆっくりと当ててください。また化粧水や乳液は、肌に美容成分を浸透させるようなイメージで優しく丁寧に塗布しましょう。スキンケアを行う際のポイントは、下記リンク先で詳しく解説しています。

関連リンク:
【日中の保湿はどうすればいい?乾燥に効果的なタイミングやアイテムを解説】
【美容液の使い方まとめ!順番や頻度、タイミングなどについて解説!】

方法⑥美白アイテムを使用する

美白成分が配合された美白アイテムの活用も、ニキビ跡を作らない方法のひとつです。特に、ビタミンCが含まれている美白アイテムは、美白作用以外にも、肌荒れや肌老化の原因とされている活性酸素を取り除いてくれます。そのためニキビの悪化防止や、ニキビ跡の色みを健康的に改善してくれる働きがあります。美白成分配合の製品はたくさんありますから、普段のスキンケアで使ってみるとよいでしょう。

方法⑦質のよい睡眠をとる

質の良い睡眠をとることは、肌の調子を整えるための大切なポイントです。肌細胞を回復させる成長ホルモンは、その大半が就寝中に分泌されます。特に、午後10時から深夜2時の間に最も多く分泌されるため、この時間帯に就寝することが質の良い睡眠をとる秘訣であり、ニキビ跡の改善やニキビを予防する肌の基盤を作るうえで最善といえます。また1日の睡眠時間は、最適でも6時間確保することをおすすめします。

ニキビ跡にお悩みの方に”銀座ステファニー”のおすすめアイテム

銀座ステファニーには、ニキビケアにぴったりの様々な商品がラインナップされています。

ニキビケアに欠かせない洗顔フォームのラインナップも豊富。毛穴の汚れをしっかり吸着するクレイタイプの洗顔フォームから、濃密でクリーミーな泡で洗う洗顔フォームまで、お好きなタイプを選ぶことができます。

ニキビの原因となる肌の乾燥を防ぐ化粧水、乳液、美容液も種類が豊富です。

ニキビ跡のお悩みに加えて、シミ、シワなどの肌悩みに寄り添ったスキンケアアイテムを選ぶのがおすすめです。

また、肌が少し弱いので心配、という方もご安心ください。 敏感肌の方に優しい低刺激処方のスキンケアアイテムもご用意しておりますので、きっとあなたのニキビ跡のお悩みに合うアイテムが見つかるはずです。

ここではニキビ跡にお悩みの方におすすめしたい銀座ステファニーのスキンケアアイテムをご紹介していきます。

潤いを守って、毛穴よごれ・くすみまで一掃

おすすめアイテム①
「PLACENTIST クリーミーフォームar」

クリーミーな濃密泡が汚れを吸着。肌に優しいピーリング成分が古い角質を穏やかに取り除き、うるおいを守りながらしっとりすべすべに洗い上げます。

週1回の「ホワイトクレイパック」白泥×美肌菌でくすみ・汚れを吸着!

おすすめアイテム②
「ビオクレイ ホワイトパック」

毎日の洗顔では落としにくい、毛穴の汚れやくすみを※1クレイの力でしっかり吸着。さらに美肌菌ケア成分※2配合で健やかな肌へ整えます。

※1 古い角質を含む汚れや乾燥、キメの乱れに
※2 ラクトバチルスウコン発酵物(乳酸桿菌発酵液、ウコン根エキス、BG、1,2-ヘキサンジオール)、プレバイオティクスフォーミュラ(α-グルカンオリゴサッカリド、ポリムニアソンチホリア根汁、マルトデキストリン、乳酸桿菌)、パラプロバイオティクス(水、BG、乳酸桿菌培養溶解質、ビフィズス菌培養溶解質)

植物エキスと酵母エキスの新・発酵美容

おすすめアイテム③
「美肌ステファニー キープ モイスト ローション」

みずみずしいうるおいが素早く染み込んで、角層にまで行き渡り、キメの整った肌へ。植物エキスと酵母エキスが、透明感あふれる肌に導いてくれます。

内側から輝く透明感あふれる肌へ

おすすめアイテム④
「Suhadabi セルパーフェクションエッセンスr」

植物の幹細胞成分をたっぷりと配合した「Suhadabi セルパーフェクションエッセンスr」は、肌のうるおいを高めることで、つややかなハリと輝くような透明感をもたらします。濃厚でリッチな感触の美容液なので、贅沢な気分でお手入れができそう。

より潤った肌へ導く、軽いテクスチャーの保湿ローション

敏感肌にもやさしいスキンケアアイテム①「PHYSIOGEL DMT フィジオジェル フェイシャルローション」

乾燥からお肌を保護し、潤いを長く持続しながら、角質層の油・水分バランスを整えます。合成乳化剤、人工香料、人工防腐剤、人工色素など、肌に刺激を起こしやすい成分を排除しているため、ニキビや肌トラブルが起きにくく、全ての肌タイプの方に安心してご利用いただけます。

しっとり艶のある肌へ導く高保湿クリーム

敏感肌にもやさしいスキンケアアイテム②「PHYSIOGEL DMT フィジオジェル インテンシブ・フェイシャルクリーム」

保湿力に特化した高保湿クリーム。フィジオジェル独自技術の保湿効果が、肌を乾燥から守りながら、うるおいを長時間キープ。肌にやさしい成分のみで作られているので、敏感肌の方にもピッタリです。

丁寧なケアでニキビ跡を消そう

ニキビ跡の原因やスキンケア方法、ニキビ跡でお悩みの方におすすめのスキンケアアイテムをご紹介しました。一度できてしまうとすぐには消すことが難しいニキビ跡。ニキビ跡を残さないためには、まずニキビを悪化させないことが大切です。 ニキビが炎症を起こしてしまうと跡になってしまう可能性が高まるため、ニキビができてしまったら早めに適切なケアを。保湿や角質ケアなど、ご自分の肌質に合ったスキンケアでニキビやニキビ跡を予防しましょう。

BEAUTY COLUMN 関連コラム

夏の跡は残さない!残暑のスキンケアでキレイが巡る肌へ

掲載日:2020/09/18
更新日:2024/01/18
スキンケア
  • 残暑
  • スキンケア
  • シミ
  • くすみ

強い紫外線にさらされてきた残暑の肌は、シミ・乾燥・くすみなどのトラブルが現れやすくなります。乾燥が進む秋本番が来る前に、残暑の肌ストレスをケアしておきましょう。押さえておきたいのは、巡り・保湿・美白の3つ。おすすめアイテムもご紹介します。

カレンダー上は秋なのに、厳しい残暑が続くシーズンには、体にも肌にもストレスが溜まって、シミ・乾燥・くすみなどの肌トラブルを引き起こすことがあります。残暑のスキンケアのポイントを押さえて、イキイキした美肌をキープしましょう!

残暑に気をつけたい肌トラブル

シミ

たくさん汗をかいたり拭いたりして、夏は日焼け止めが崩れがちですよね。うっかり紫外線を浴び続けると、肌を守ろうとする働きが暴走して、残暑もメラニンを過剰につくり続けることが…。今シミはなくても、肌の奥に「シミ予備軍」として潜んでいる可能性があります。

乾燥

強い紫外線は肌の水分を奪い、乾燥の原因になります。また屋外と室内の激しい温度差で、自律神経のバランスが乱れがちに。すると血の巡りが悪くなり、肌に酸素や栄養が行き届かず、乾燥・肌荒れにつながります。

くすみ

血の巡りが悪くなると、ターンオーバー(細胞の生まれ変わり)のサイクルも乱れやすくなります。メラニンを含む角質がスムーズに排出されず、肌に蓄積し、くすんで見えることがあります。

残暑の肌を立て直すスキンケア3選

ターンオーバーを促す

洗顔後に蒸しタオルで肌を温めると、血の巡りがよくなり、ターンオーバーのサイクルもスムーズに。蒸気で肌が柔らかくなり、スキンケアのなじみもよくなりますよ。

1)半分に折ったタオルをのり巻き状に丸め、50度ぐらいのお湯に浸して絞る
2)タオルを顔の上に広げて1分温める。これを2回くり返す


首を温めれば、自律神経のバランスの乱れにも効果的です。

保湿しながらマッサージ

化粧水の後、乳液やクリームをいつもより多めにつけて、肌にうるおいを蓄えましょう。マッサージしながらなじませれば、じっくりと肌に浸透。ベタつきを残しにくく、血の巡りもよくなります。顔全体になじませてから、指の腹でやさしく円を描くように行いましょう。

1)あごから耳の下、口角から耳の中央、小鼻からこめかみの順でマッサージ
2)おでこの中央からこめかみへマッサージ

美白ケアでメラニンを抑え込む

シミ予備軍をシミとして残さなさいためには、これ以上メラニンを増やさないことが大切です。美白化粧品はエラーを起こした肌に働きかけて、過剰なメラニンの生成を抑制。シミを防いでくれます。美白有効成分の種類によって作用するタイミングが異なり、大きくは次のように分けられます。

○メラニンをつくれ!という指令を止めて、初期の段階で抑えるもの
○メラニンの生成指令が出た後に、メラニンをつくる酵素の働きを抑えるもの


美白化粧品を選ぶときの参考にしてみてくださいね。

秋はまだ紫外線が強い日が多いので、油断は大敵です。UVケアも忘れずに続けて、肌にダメージを残さないようにしましょう。

おすすめアイテムのご紹介

複雑な色素トラブルを抱える大人の肌へ

エクストラコントロールホワイト

シミを防いで明るい肌を保つ、薬用の美白美容液。医薬部外品です。

止める

美白有効成分トラネキサム酸が、メラニンの生成指令を抑制。初期の段階でメラニンの過剰生成を抑えて、シミを防ぎます。さらにビタミンC誘導体*1が肌を整えて、明るい*2印象の肌に導きます。

守る

ユキノシタエキス、ブドウ葉エキス、オウゴンエキス、ツボクサエキスなどの植物由来保湿成分がうるおいをキープ。乾燥などの外部刺激から肌を守ります。

巡る

L-システイン*3が美しいサイクルをサポート。

とろみのあるテクスチャーだから、お顔全体にのばしやすく、しっかりケアできます。コンディションのいい肌で、秋のオシャレを楽しんでくださいね。

*1 L-アスコルビン酸硫酸エステルニナトリウム(保湿成分)
*2 うるおいによる
*3 保湿剤