目の下&ほおのたるみの原因と対策

掲載日:2024/08/07
更新日:2024/08/19
目の下&ほおのたるみの原因と対策
スキンケア
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なんだかフェイスラインがぼやけてきた、顔全体が下に垂れ下がってきたかも、と感じたら肌のたるみに注意です。年齢を重ねるにつれて気になってくるたるみですが、加齢によるものだから仕方ない、とあきらめてしまうのはもったいない!この記事ではたるみの原因や対策方法、たるみが気になってきたという方におすすめのメイクアイテムなどをご紹介しています。

肌の弾力性が失われるおもな原因

見た目の印象に大きく影響する肌のたるみ。ここでは、肌の弾力が失われる原因について詳しくみていきましょう。

紫外線によるダメージ

地上に降り注ぐ紫外線のうち、肌に影響を及ぼすのは「UV-A」と「UV-B」の2種類です。
「UV-B」はエネルギーが強く、日焼けの主な原因となります。「UV-A」は「UV-B」ほど肌への急激な変化は与えないものの、波長が長いためじわじわと肌の奥深くまで到達し、シミやしわを引き起こす原因となることが分かっています。
コラーゲンやエラスチンなど、肌のハリや弾力を支える成分の生成を行う繊維芽細胞にダメージを与えるため、「UV-A」は肌のたるみにも大きな影響をおよぼします。

真皮の薄化

肌は、上から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層から成ります。特に真皮は中でも一番厚みがあり、肌のハリや弾力を支える役割を担っています。
真皮はコラーゲンやエラスチンといった繊維でできており、その繊維のすき間をヒアルロン酸などが埋め、肌の水分や弾力を保っています。
コラーゲンやエラスチンは年齢を重ねるごとに減少するとされており、それに伴い真皮も薄くなっていきます。
その結果、肌はハリと弾力を失い、しわやたるみが発生しやすくなります。

タンパク質の糖化

糖化とは、体内でタンパク質や脂肪が余分な糖と結びつく現象をいいます。
活性酸素による酸化が「体のサビ」と呼ばれるのに対し、糖化は「体のコゲ」とも呼ばれます。
この糖化によって生み出される「AGEs(終末糖化産物)」は肌の老化を促進するだけでなく、さまざまな病気の原因になるとされています。「AGEs」は真皮に存在するコラーゲン、エラスチンなど肌の弾力を支える繊維同士をくっつけてしまうため、糖化が進むと繊維の柔軟さが失われて固くなり、壊れやすくなって肌のたるみにつながります。

たるみをケアしたい人に、すぐに取り入れてほしい対策方法

肌のたるみが気になったら、早めの対策でケアしましょう。ここではすぐに取り入れられるたるみ対策の方法についてご紹介します。

表情筋を動かす

顔のたるみには、筋肉の衰えも関係しています。顔の筋肉は30種類以上あり、それらを合わせて「表情筋」と呼びます。
表情筋は、皮膚の近くにある「表層筋」と、骨の近くにある「深層筋」の2つに分けられます。これらの筋肉が相互に作用し、人間の複雑な表情を作り出しているのです。

一般的に40歳を過ぎた頃から筋繊維の本数が減少し始める傾向があり、意識して筋肉を鍛えていなければ全身の筋肉が衰え始めます。表情筋が衰えると脂肪や皮膚が支えきれなくなり、たるみやしわにつながります。
筋肉は使っていないと衰えるため、普段から意識して動かすことも大切です。無表情だと表情筋がほとんど使われないため、笑顔を心がけたり口角を上げるようにしたりと、日常生活の中での表情に気をつけてみましょう。

保湿をしっかりと

肌の乾燥も、たるみを引き起こす原因のひとつです。肌の水分が不足すると皮膚の新陳代謝が悪くなり、肌のバリア機能が低下します。するとさらに水分が外へ蒸発し、ますます肌が乾燥するという悪循環に陥ってしまうのです。
肌が乾燥するとハリがなくなり、肌がなんとなくたるんだ状態になります。これを放置していると肌の老化につながりますから、たるみを未然に防ぐためにも、日頃の保湿ケアが重要です。
洗顔後には時間を置かずに化粧水と乳液で保湿し、肌のうるおいをキープしましょう。肌は日中も、紫外線やエアコンの風などの影響で乾燥しがちです。目や口の周りなど、乾燥しやすい箇所をメイクの上から乳液やクリームを軽く押さえたり、ミストタイプの化粧水で保湿するなど、昼間も肌にうるおいを補給するのがおすすめです。

紫外線対策は万全に

紫外線は肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンを生み出す繊維芽細胞を傷つけるだけでなく、肌の乾燥を招く原因にもなります。たるみ予防には、紫外線対策を徹底することが大切です。
肌に影響を与える紫外線は、肌の表面にダメージを与え日焼けやしみを引き起こす「UV-B」と、肌の奥までじわじわと侵入して肌のハリ不足やしわを引き起こす「UV-A」の2種類があります。日焼け止め製品などに記載されている「SPF」は「UV-B」に、「PA」は「UV-A」に対してどれくらいの効果があるかを示しています。
日常生活では「SPF20~30、PA++」程度で十分ですが、外出やレジャーなどで紫外線にさらされる時間が長い場合などは「SPF30~50、PA++++」の製品を使用するなど、出かける場所や天候によって使い分けると良いでしょう。
また日焼け止め製品は、汗で流れたりムラができたりすると効果を十分に発揮しないため、こまめに塗り直して均等になるように塗りましょう。日焼け止めクリームなどに加えて、帽子やサングラス、日傘などを併用するとより効果がアップします。

メイクでできる対策

メイクでできる対策

たるみケアを続けながら、たるみをカバーするメイクも取り入れてみましょう。顔の印象が変わると気分もアップします。ここでは、メイクでできるたるみ対策をご紹介します。

ファンデーションでほうれい線をぼかして目立たなくする

老け見えの原因になるほうれい線をメイクで目立たないようにカバーするときのポイントは、ツヤっぽい仕上がりにすることです。パウダーファンデーションで粉っぽい仕上がりにするとほうれい線が強調され、実年齢より上に見られてしまう原因に。ほうれい線カバーには、ツヤのある仕上がりになるリキッドファンデーションを使うのがおすすめです。
リキッドファンデーションを額・頬・あごに少量のせ、スポンジで顔の内側から外側に向かってのばしていきます。ほうれい線や小鼻の周り、目元などにムラができないよう気をつけましょう。ファンデーションを追加すると、厚塗りになりメイクがよれやすく、しわが目立ちやすくなるためNGです。ツヤのある薄付きメイクに仕上げましょう。

コンシーラーでたるみ・ほうれい線カバー

コンシーラーでほうれい線をカバーするときのポイントは、ほうれい線の影を光で飛ばすこと。自分の肌色より、ワントーン明るいコンシーラーをチョイスしましょう。ここでも厚塗りはNGです。コンシーラーをほうれい線の溝に埋めてカバーするのでなく、明るいコンシーラーで光を反射させてしわを目立ちにくくします。
リキッドファンデーションを顔全体に塗り終わったら、コンシーラーをほうれい線をまたぐようにして斜め上に向かって3~4本、ラインを引くようにして置きます。ちょうど猫のひげのようなイメージです。コンシーラーをトントンと上に向かってなじませ、リキッドファンデーションとコンシーラーの境目が分からないようになじませたら完成です。

チークの高さを見直す

頬の位置が下がってきたように感じたら、チークの位置を変えてみましょう。チークを置く位置を高めにすることで、リフトアップしたような印象が期待できます。
目じりの骨のくぼみに指を2本置いて、指の下に来る位置を起点にします。チークをブラシにとって起点にのせ、ブラシで横向きに優しくぼかしていきます。ポイントはチークの縦幅が鼻先より下にならないよう、横幅は黒目の真ん中より内側にならないようにすること。
チークの色は、頬に自然な血色を与える赤味のあるオレンジやコーラルピンクがおすすめです。

アイラインで目元のたるみをカバー

アイラインを引くときのポイントは、目じりのラインの角度に気をつけることです。下まぶたの目じりの延長線上にアイラインの先端がくるよう、角度を意識しながらアイラインを引きましょう。この角度よりもアイラインが下になると目じりが垂れて見え、たるみが強調されてしまいます。

顔のたるみ対策におすすめの商品

鏡を見るたびに気になるたるみ。メイク方法を少し変えるだけで、見た目の印象はパッと変わります。ここでは顔のたるみをカバーしてくれるメイクアイテムをご紹介します。

30秒で悩みカバー 理想的なうるツヤ肌へ導く

Aluce luce Plus クッションファンデーション 01 ナチュラルベージュ(ケース+リフィル)セット

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年齢を重ねるごとに気になるシミ、くすみ、乾燥などの肌悩みをひと塗りでカバー。これひとつで美容液・日焼け止め・化粧下地・ファンデーション・コンシーラー・ハイライトの6役を持つ便利なファンデーションです。ソフトフォーカスパウダーが肌表面で光を拡散し、ぼかし効果で気になる毛穴やシワを自然にカバーしながら透明美肌へ導きます。

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CLESCIENCE Beaute トランス パワー セラム

CLESCIENCE Beaute トランス パワー セラム

「理想的な肌を再構築する」という発想から生まれたCLESCIENCE Beauteシリーズ。肌の土台づくりに欠かせないコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸・ビタミンCをはじめとした成分が贅沢に配合され、肌にハリと弾力を与えてふっくらとした柔肌へ導きます。

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