プラセンタの基礎知識

プラセンタの基礎知識プラセンタの基礎知識

プラセンタは胎盤を英語で表したもので、人をはじめ哺乳動物が妊娠した時に作られる円盤形の器官のことです。受精卵が子宮内壁に着床した時に、受精卵から子宮内壁に伸びた無数の絨毛によって、プラセンタは形成されます。プラセンタはへその緒によって胎児とつながり、胎児に栄養分を供給します。これにより、胎児が母体で成長していくことができます。

プラセンタ

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プラセンタのパワー

プラセンタは、胎児がお母さんのお腹の中で成長するときに必要不可欠な器官で、胎児にとってのさまざまな機能を代行しています。そのためにプラセンタには、豊富な栄養素が含まれています。この豊富な栄養素が、たった1つの受精卵をわずか10ヶ月で約3kgまで育て上げるパワーを持っているのです。これほどのパワーを持った器官を人工的に作るのはほとんど不可能と言われています。

このようなパワーを持つプラセンタは古来から医療に活用されています。現代では肝機能や更年期などの治療や、美容面ではエイジングケアに用いられています。(医療用途は主にヒト由来プラセンタが使用されています。)

※ヒトの場合
プラセンタのパワー
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プラセンタの種類

プラセンタには様々な種類が存在しています。医療用途では、ヒト由来プラセンタが使われています。またプラセンタサプリメントやドリンクは、豚や馬、羊プラセンタが使われることが多いです。

ヒト由来プラセンタ 医療品のみ利用可能(プラセンタ注射など)
豚由来プラセンタ サプリメント、化粧品
馬由来プラセンタ
羊由来プラセンタ
植物由来プラセンタ(胎座)
海洋性由来プラセンタ(卵巣膜)
プラセンタの種類
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プラセンタの選び方

近年は、美容クリニックでプラセンタ注射が気軽に出来るようになりましたが、価格的なものや通院時間、献血ができないことなどを考えると、継続するのは大変だと思います。

市販のプラセンタサプリメントなどには、原料の生産・流通・加工プロセスをデータとして保持する「トレーサビリティ制度」をうたった高品質なものもあります。固体の育った環境や血統などを追跡することができるため、安全性の裏づけのひとつとなります。

プラセンタの選び方
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プラセンタの利用の歴史

プラセンタは、紀元前400年頃から使用されていた記録が残っており、非常に長い歴史を持っています。 西洋医学の父と言われる古代ギリシャの医師ヒポクラテスは、紀元前460年~紀元前375年頃の時代に、患者の治療のためにプラセンタが使われていたことを書き記しています。

プラセンタの選び方

[監修] 吉田靖志 先生
クリニカメディカ・
髪のクリニックseed 院長
順天堂医院 非常勤助教

プライマリ・ケアを中心に予防医学に従事し「クリニカルメディカ東京」開院。2015年に「オザキクリニック羽村院」院長就任。著書に「ヒミツの赤ワイン」(出版共同流通/2012年)

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