トリートメントの正しい使い方!効果的な付け方や選び方・注意点も解説

掲載日:2021/08/05
更新日:2023/12/07
スキンケア
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ヘアケアには欠かせないトリートメント。正しい使い方を知れば、より美しい髪に導いてくれます。この記事では、トリートメントの正しい使い方、効果、トリートメントを行う際の注意点などを解説していきます。

トリートメントの正しい使い方とは

インバストリートメント【洗い流すタイプ】

トリートメント前に準備するもの

トリートメントの成分を浸透させるためには、その前のシャンプーが重要です。
トリートメントを行う前に、しっかりと髪を濡らし良く泡立てたシャンプーで地肌と髪を洗いましょう。
髪の毛は強く擦ることが枝毛や切れ毛などの痛みの原因に。泡で包み込むように汚れをしっかり洗い流しましょう。

シャンプー後は水分を切る

トリートメントを付ける前に、まずはしっかり水気を切りましょう。
そのままトリートメントを付けてしまうと髪の水分でトリートメントの効果が薄まってしまいます。髪をいくつかに分け、手で根元から優しく挟むように水分を切りましょう。

トリートメントは毛先から順につける

トリートメントを手のひらに取ったら、指先に均一に塗布できるよう伸ばします。
その後、痛みの出やすい毛先から順になじませていきます。毛先になじませたあと、順番に髪の上の方にもつけていきます。頭皮にはつける必要はありません。
十分になじませたら、キューティクルの向きに合わせて、上から下へ優しくしっかりと塗布します。

毛先に押し込むようになじませる

全体的にトリートメントをつけたら、ダメージの多い毛先は重ねつけを行います。
擦るのではなく、毛先を握るようにつけてトリートメントを押し込むようにもみこみます。

コームなど目の粗いくしでコーティングする

トリートメントをつけたあと、目の粗いくしでコーミングしてなじませます。
目が細かいくしだとせっかくのトリートメントを落としてしまう、摩擦でダメージを与えてしまうことになるので注意が必要です。

浸透させるために放置する

トリートメントに記載された放置時間を確認し、髪に浸透するまで少し置きます。
一般的には5分から10分程度が良いと言われています。長時間の放置はヘアカラーの色落ちの原因になることも。
放置時間中は、ホットタオルやシャワーキャップで包み込むとより浸透効果を高めます。

しっかりと洗い流す

髪にトリートメントを浸透させたら洗い流します。
洗い流すときは、根元からヌルヌル感を感じなくなるまで、しっかりと洗い流します。
頭皮に残ったトリートメントが髪のトラブルにつながる場合もあるので注意しましょう。

アウトバストリートメント【洗い流さないタイプ】

トリートメント前に準備するもの

インバストリートメントと同様に、トリートメントの効果を発揮させるにはシャンプーが重要です。頭皮や髪の表面についた汚れをしっかりと落としておきましょう。

シャンプー後のすすぎはしっかりと

シャンプーが頭皮や髪の表面に残っていると、かゆみなどのトラブルにつながることもあります。また、トリートメントが浸透しにくくなるので、地肌からしっかりとすすぎましょう。

トリートメントの前にタオルドライを行う

アウトバストリートメントは、トリートメントをつける前に髪の水分をしっかりと切ります。
毛束を優しく握るようにしておおまかに水分を取ったあと、根元からタオルで挟みこむようにポンポンと水分を拭き取ります。

毛先から順にトリートメントをつける

トリートメントを手のひらにとり全体に広げます。手のひら全体に広げずに、そのままつけるとムラ付きの原因になることも。
まず、毛先から順から擦らないようにトリートメントをなじませます。毛先につけたら、手ぐしを通すように髪の上部からなじませます。その場合、頭皮は毛穴詰まりの原因になるので付ける必要はありません。

目の粗いくしでとかす

髪全体につけたら、コーティングするように目の粗いくしでとかします。
コーティングすることで、トリートメントをムラなく均一に広げることができます。

浸透促進のタッピングを行う

トリートメントをつけながら、血行促進とトリートメントの浸透促進のために、タッピングを行います。
タッピングとは、指の腹で頭皮をマッサージしたり、指や手のひらで髪を挟みこむことです。手の温度で温めながら、トリートメントを浸透させましょう。

蒸しタオル・シャワーキャップでさらに浸透させる

タッピングと同様に、トリートメントは温めるとより髪の毛に浸透します。
トリートメントを付けたあと、蒸しタオル・シャワーキャップでさらに浸透させます。

7〜10分ほどおく

トリートメントを付けたあと、7〜10分ほど置きます。アウトバストリートメントの使用方法に書かれた時間を参考にしても良いです。その間に、スキンケアなどを行うことがおすすめです。

しっかりと乾かす

トリートメントを付けたら、しっかりと乾かします。
濡れた状態の髪は、キューティクルが開いた状態なのでダメージを受けやすく、デリケートです。自然乾燥は時間がかかり、キューティクルから髪の水分も逃げ出してしまいます。
必ずドライヤーで根元からしっかりと乾かしましょう。

トリートメントとコンディショナー・リンスの違いとそれぞれの役割について

トリートメントは、コンディショナー・リンスと似たように思われるかもしれませんが、少し違います。トリートメントの役割は、髪の毛の内部に成分を浸透させ、髪のダメージを補修すること。コンディショナー・リンスの役割は、髪の毛の表面を保護し、キューティクルを整えてくれることです。トリートメントは髪の内部を、コンディショナー・リンスは髪の表面のダメージを補修してくれるという違いがあります。

トリートメントを行う際の注意点

トリートメントを行うときに、注意すべきことがあります。間違った使い方をすると、効果が薄れてしまうので、あらためて以下の注意点をチェックしてみてください。

目の細かいくし・コームを使ってしまう

トリートメントのときに、コーミングを行いますが、そのときにどんなくし・コームでもいいわけではありません。目の細かいくし・コームを使うのは、実はNG。濡れた髪に目の細かいくし・コームを使うと、髪の毛を覆っている、髪の一番外側にある組織「キューティクル」を傷つけてしまうことがあります。ですので、目の粗いくし・コームを使うようにしましょう。

トリートメントを10分以上放置してしまう

トリートメントの放置時間は、7〜10分です。10分以上放置すると、べたつきやヘアカラーの色落ちの原因になってしまいます。必ず放置時間は守るようにしてください。

しっかりと洗い流さない

トリートメントを髪につけた状態のほうが、効果が高いような気がしますが、しっかりすすいで洗い流さないと、頭皮トラブルや肌荒れ、べたつきを起こしてしまいます。ヌルヌル感がなくなるまで、しっかりと洗い流すようにしましょう。

トリートメントの種類とそれぞれの役割

トリートメントには、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあります。それぞれの役割、特徴を説明していきます。

洗い流すトリートメント

洗い流すトリートメントは、シャンプーした後にトリートメント剤をなじませて、浸透させてから洗い流すタイプのトリートメント。役割は、髪内部に浸透し、ダメージを受けた髪を補修することです。また、髪の表面もケアできるので、トリートメント効果が高くなるのが特徴といえます。

洗い流さないトリートメント

洗い流さないトリートメントは、髪の水分をタオルドライによって取り除いてから、トリートメント剤をなじませるタイプのことです。使ったあとに洗い流す必要がなく、手軽に使うことができます。

役割は、ダメージ補修効果に加えて、紫外線やドライヤーの熱などのダメージから髪を守ってくれること。また、保湿・保護成分が髪に残り続けるので、1日中美しい髪をキープできるのも嬉しいポイントです。

トリートメントの選び方を解説

トリートメントは、どれでもいいわけではありません。毛質や髪のダメージ、お悩みによってより効果がある選び方があります。

毛質

トリートメントを使っても、「効果がイマイチ」「くせ毛になってしまった!」などと感じたことはありませんか。これは、毛質に合ったトリートメントを使っていないからです。人によって、毛質には違いがあります。太くてかたい、細くやわらかい、くせ毛など、それぞれに合ったトリートメントを選ぶことが大切です。

太くてかたいタイプ

油分が多く、重ための洗い流すトリートメントを使うのがおすすめ。また、洗い流さないトリートメントなら、オイルタイプのものを使うと、ツヤのあるきれいな髪をつくることができます。

細くやわらかいタイプ

油分が少なく、水分量が多い洗い流すトリートメントを選んでみてください。洗い流さないトリートメントであれば、ミスト状のものや、スプレータイプがよいでしょう。

毛の量が多い・ボリュームがあるタイプ

ボリュームを抑えるには、水分量が多いモイスチャートリートメントがよいでしょう。洗い流さないトリートメントは、ホホバオイルやアルバンオイルなどの植物性オイルが多めに配合されたものを選んで。

毛の量が少ない・ボリュームがないタイプ

ボリュームがないタイプは、ノンシリコントリートメントを使ってみてください。ハリやコシを出すことができます。また、洗い流さないトリートメントなら、つけ心地が軽めのオイルタイプやミルクタイプがおすすめです。

くせ毛タイプ

髪のくせやうねりは、空気中の水分がおもな原因。髪の保水力を高めれば、ある程度おさえることができます。洗い流すトリートメントは、保水力の高いものを選びましょう。洗い流さないトリートメントなら、オイルタイプのものを使って、髪の外側から余計な水分を吸収しないようにしてみてください。

普通タイプ

髪質が普通の人は、どんなトリートメントを使っても問題ありません。お好みのものを使ってください。

髪のダメージ

髪のダメージを改善するには、トリートメントがうってつけです。髪のダメージの状態に合ったトリートメントを使いましょう。

髪がベタつく

流さないトリートメントのミストやスプレータイプを使うと、髪のべたつきをおさえられます。ただし、つけすぎには要注意。適量をつけるようにしましょう。洗い流すトリートメントをつかう場合には、しっかりと洗い流すことを忘れずに。

髪が広がる・まとまらない

オイルタイプのトリートメントを使えば、髪がうまくまとまり、仕上がりがツヤツヤになります。

カラーやパーマで傷んだ髪

ホホバオイル、アルガンオイル、シアバターなど、植物性オイルの洗い流さないトリートメントで、髪の内側、外側両方向からダメージ補修しましょう。

自分の髪質・ダメージに合ったトリートメントで美髪に!

普段何気なく使っているトリートメントも、自分の髪質・ダメージに合ったものなら効果がアップします。美髪になるためにも、トリートメントの正しい使い方、選び方をしましょう。

銀座ステファニーのトリートメント

銀座ステファニー化粧品では、さまざまなヘアケアアイテムをご用意。髪のエイジングケアに着目したトリートメントや、スカルプケアができるコンディショナー、ヘアカラーをキープするケアアイテムなど。気になったものをチェックしてみてください。

※ エイジングケアとは年齢に応じた化粧品等によるケアを指します。

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